第6話 日曜日は休日だ!!
バカ+バカ=バカ
の式が成り立つ物語です。
頭悪くてすいません。
そんなこんなで最強馬鹿決定戦が始まった。
「いや、前回の後書きで嘘って書いてありましたよねえ!?」
「そう言って現れたのはフリーザ。」
「勝手にナレーション入れるなよ!!しかもそんな奴じゃない!!」
ていうかこいつ誰だよ。なんでここにいるんだよ。
「お主、早く自己紹介した方が良いぞ。」
そうゲーセンさんに促されたフリーザは紹介を始めた。
「コホン…俺はなきゃぎ…」
「あ、噛んだ。」
「噛んだな。」
「なきゃぎ嘉臣。」
「噛んで通した!?何て強情なんだ!?」
ゲーセンさんがそう言った。
でも俺はこいつは只の馬鹿だと思うぞ。
「おいフリーザ。」
「違えよ!!どこも似てないじゃないか!!」
何でもいいしな。
だってどうせ忘れるし。
「何でここにいる?地球を滅ぼしに来たか。」
「だから違う!!俺はお前じゃなくてあいつに用があるんだよ!!」
そうしてビシッとゲーセンさんを指したフリーザ。まさかこいつを殺そうとしているのか!?
「私か?」
無闇に刺激をするなよ。爆殺されるぞ。
「あなたはさっき主従についてバカにしましたね!?」
「ん?何それ?」
「お主は黙ってくれ。ややこしくなる。」
って言われても俺にはさっぱり。
まあ多分言いがかりだろう。
「確かに左様のことを言った。文句があるのか?」
「大有りだ!!」
こいつの声の大きさに文句が大有りだっつーの!
「そうか、お主の気を悪くしたのなら謝ろう。すまぬ。」
な、何だと〜〜〜〜!!!!!!
シーセン(シーザー+ゲーセン)さんを謝罪させた!?
「分かれば良いんだ、分かれば。」
そう何度も頷く髪の生えたフリーザ。なかなかシュールだ。
「用件はそれだけだ。さらばだ。」
そう言ってシュタッと去っていった。
「…あの男、言っては悪いがそれだけのために私に絡んで来たのか。」
…で、俺は何をしに来たんだったっけな。
…
……
………
「俺の配下になってくれないか?」
「主は何も話を聞いていないようじゃな。」
そう言って彼女は去っていった。
どうやら失敗のようだ。
次の作戦をアリスと一緒に考えなければ。
フッフッフ……
俺は諦めが悪い男だ。
「ええ!?もう接触しちゃったの!?」
教室に入って事の一部始終を伝えるとアリスは驚愕した。
「ああ。」
「三太君……一緒に次のことを考えよう?」
「アァ〜リィ〜スゥ〜。」
アリスの優しさに感動した俺はアリスに抱きつこうとしたがすんでのところを悪魔に蹴られた。
「痛ってぇ〜!何するっちゅうねん!」
「アンタが変態的なことするのがいけないんでしょ。」
「はぁ?」
俺にはコイツの思考ルーチンが読めません。
誰か助けてください。
そんでもって結局対策は明日練る事にした。
次の日。
「おはよう、あんまり出番のない我が弟、デス」
「おはよう、バカ丸出しの我が兄、三太兄さん」
俺は弟と普通に挨拶を交わしてアリスのいる食卓へと向かった。
そこには見ただけで美味しいと分かるような料理が並んでいた。
「今日も素晴らしいなアリスの料理は」
「そうかな? ありがとう」
照れるアリスは可愛い可愛い。
思わず抱きしめたくなる。
「いただきまーす」
デスも食べ始めたことだし、俺達も挨拶して食べることにする。
「さて、今一度整理をしようではないか!」
俺は高らかに宣言した。
最終目標世界征服
↓
人望を集める
↓
学校征服
↓
生徒会長を撃破
↓
戦力増強
↓
人材登用
「と、いうことでデスも手伝え」
「何を!?」
「はぁ?何も聞いてなかったのか?」
「何も言ってないじゃないか!?」
デスが騒ぎたてる。
そんなに騒いでも俺のタコさんウィンナーと卵焼きはあげないぞ。
「アリス!お前もビシッと言ってくれ!」
「ビシッ!!」
「どうだ!!」
「何が!?」
デスは俺とアリスのコンビネーションについていけていない。
この勝負……もらった!!
「で、三太君は弟君にも人材の登用を手伝わせるの?」
「もちろんさ!行く川の流れは絶えず!だ!」
「……なんで僕がそんなことを」
最後の方丈記にはつっこまないのかよ!?
「あのね、僕は忙しいのさ。今年は受験なんだよ」
「受験?フフフ……甘いぞデス!」
俺の高笑いでも食らえ!
「受験は試験さえ出来ればいいのだろう?ならばその試験を頑張ればいいではないか!」
「僕は兄さんと違って常に勉強しないと落ち着かないんだよ」
「ツネベンの必要性の有無を今談義する必要がどこにあるのだ!?」
「はぁ?」
一向に会話が進まん。
これは無理に話を進める必要があるな。
「とにかく!頼んだぞ!いい人材がいたら教えてくれよ!?」
「はいはい」
デスはやれやれといった感じで首を縦に振った。
素直じゃないガキだな、デスは。
「じゃあ早速学校に行こう!」
「今日は日曜日だよ三太君」
「何ぃぃぃぃぃ!?今日はサ○エさんの日か!」
アリスのおかげで何とか今日のサ○エさんは見れるな。
ありがとう!
「心の底から愛しているぜ!!」
「え……」
アリスの顔がたちまち真っ赤になる。
「っとっとっと……心の底から有難う!だった」
「そ、そうだよね〜。びっくりした〜」
何故そう慌てるのか俺もびっくり!
「鈍な兄さんには苦労しますね、詠美さん」
「フフッ」
アリスが小さく笑った。
デスが何かを耳打ちしていたし、何か面白いことでも言われたのかもしれない。
「じゃ、今日は休みだし……」
「僕は勉強するから邪魔しないでね」
そう言ってデスは部屋に帰っていった。
あまり部屋に篭るとニートになるぞ。
「じゃあ私は……」
アリスが俺のほうを見る。
「作戦会議だな」
「エエ〜ッ!」
「ん?どうした?」
「いや、折角二人きりだから何かあるかな〜?とか……」
アリスが徐々に声を小さくする。
「そんなに軍議は嫌か?う〜ん……よし!ならば外に行こう!」
「え!?それってデー……」
俺はアリスを連れて外に出て行った。
「……」
「……」
俺とアリスは黙ってキョロキョロ周りを見ていた。
「はぁ……期待した私が損……か」
「ん?どうした?人材発掘面白くない?」
「いやいやそんなことはないよ〜」
「ふ〜ん」
俺はまた周りに目を移した。
中々いい人材は見当たらない。
まあ見て分かるならそれはそれですごいのであるが。
「ねえ君」
「ん?」
俺は誰かに話しかけられたので振り向いた。
「君一人?」
「え?」
そこにいたのは美人なお姉さん2人組みだった。
逆ナン……ってやつか。
「悪いけど連れがいるんだ。誘ってくれるのはまた今度にして」
「つれないわねえ」
2人組みは俺の近くで男の物色を再び開始した。
「三太君……その人たち誰?」
「へ?」
そのとき何故か怖い笑顔のアリスが俺に話しかけてきた。
「誰って……さっき俺をナンパした」
「さ、三太君!何やってるの!」
「何もしてねえよ。おっ!何かあの人普通とは違うオーラ出してねえか?」
俺はサングラスを掛け、剃り込みをいれた坊主頭のおじさんを指差した。
「はぁ……三太君のことだからそれはないか……」
アリスは俺がハーレムを作ることを知っている。
だからこんなナンパに引っかからないことも知っているのだろう。
「で、あの人どう思う?」
「……ただの極道の人だと思うよ」
「ご、極道!?」
名前は極めるに道と書いて「極道」!
道を極める。
道理を極める。
道徳を極める。
自然道を極める。
それが……極・道!!
「……三太君の考えてることが分かる私ってダメなのかな……」
そんなことを本気で思ってしまうアリスであった。
そして結局戦果は無し。
消費したのは金と労力だけの割の合わない仕事だった。
「ただいま」
「お帰り兄さん、サ○エさん終わっちゃったよ」
「ガーン!!」
か、帰るの遅すぎた……
……正直文章ヒドイ。
これを連載させる私もヒドイ。