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第1話 夢は世界征服だ!!

第1話です。

かなりのギャグです。

シリアスはほとんど無いと思います。

朝は早く起きる!

これは王として当然のこと!

しかし・・・メイド欲しいな。

やっぱり朝はメイドさんに三太様、朝ですよ、起きてくださいって可愛く起こされたい!

っていうかメイドと暮らしたい!



こんな俺ですが、実際は夢が世界制服という普通の高校生です。

そんな俺は今日新しく檻園都おりえんと高校に通うんだ。

そこでまずトップに立ってゆくゆくは世界も・・・フフフ。

まあそんなこんなで初日から遅刻はマズイので、早く起こしてもらいました。

ん?自分で起きているんじゃないのか?

1行目には誰も自分で!とは書いていないのだよ。

フッフッフ。王たる者、狡知も働かなくては。

と、いうことで俺は毎回、幼馴染のアリスに起こされている。


「三太君。本当にこんなに早くでいいの?」


「ああ、いいよいいよ。もう午前4時じゃないか。」


ちなみにここから学校は10分掛かりません。

そして別に学校が早く始まるわけでもない。

そう、それはただ単に初日に俺は一番に登校したいだけさ!


「はい、三太君。朝ごはんだよ。」


そう言って慣れた手つきで俺に飯を出すアリス。


「おう。サンキュー。いいお嫁さんになれるぜ。」


「さ、三太君。それをここで言うのは反則だよ・・・」


「そうか?まあいいけどな!」


俺は何が反則か知らないが、赤くなっているアリスの飯を食うことにした。


「う、美味いな!!いやあアリスは俺の軍師なのに料理も出来て本当にすごいな!!」


「そ、そう?」


「兄ちゃんうるさい・・・」


そう言って俺と軍師の軍議を遮ったのは我が弟。


「ようデス。」


「止めてよ!その呼び名!」


我が弟が必死に反論する。

まあこいつは名前にコンプレックスがある。

亜礫あれき免死めんです・・・という名前だからな!

ちなみに俺は三太さんた・・・そう、俺もコンプレックスなんだよ!

何で「さんた」で「さんだ」じゃねえんだよ畜生!


「あ、おはよう、弟君。」


アリスは礼儀正しく挨拶する。まあ君主の弟だしな。


「おはようアリスさん。」


弟も礼儀正しく挨拶する。さすがは我が弟。


「よしデス!俺はアリスと学校に行くからな!お前戸締りちゃんとしとけよ。」


「まだ僕寝てるからね。まったく・・・本当に兄ちゃんはやること無茶苦茶なんだから・・・」


何か弟がブツブツ言っていたけどシカト!!

だって俺の心は海より広いし、器は空より大きいからね!

俺は朝飯を食べてアリスと一緒に登校することにした。


「あ、そうだ。ついでだ。あいつも呼ばないと。」


俺はある男も呼ぶことにした。ちなみにそいつは俺の家来。

そして俺が「美人がいる。」と電話して数秒でその男がやって来た。


「おい!三太!とびきりの美人はどこにいる!?」


俺はアリスを指した。


「アリスちゃんじゃないか!まあ確かに美人だけど!」


「まあまあいいじゃないか家来その1。」


「何だよ家来って!?しかも俺起こされ損じゃん!」


なんか喚いている家来その1。


「まあまあ家来その1。こんな朝早くから叫ぶと悪魔が召還されるぞ。」


「意味分かんねえよ!しかも俺には中村なかむら康太こうたという名前があるんだよ!」


必死に言い返す男一名。


「あ?お前なんて一兵卒で十分だよ。」


「酷っ!アリスちゃんも何か言ってよ!」


そう言ってアリスに話をふる一兵卒。


「えーと・・・頑張ってね一兵卒君。」


「ガーン!」


アリスはこいつを虐めることを密かに楽しんでいたりする。


「ま、とにかく・・・ん?」


何か嫌な予感が・・・

ガラガラ!

近くの家の窓が開いた。


「己らうるさい!」


そう言って2階の窓から悪魔が飛び降りてきた。


「ほらあ、悪魔が召還されちゃっただろ・・・」


「いや、悪魔って・・・彼女、帆香ほのかちゃんじゃん!」


「いや、だからそいつが悪魔。」


俺がそう発言すると飛び降りた勢いのままに飛び蹴りを放つ悪魔。


「覚悟出来てるさかい!」


「ああ。」


「ウゴッ!!」


俺は咄嗟に兵卒をたてにして防いだ。


「これで満足か?」


「・・・まあ浩樹を屠ったからよしとするわ。」


ちなみにこいつに兵卒は名前を覚えられていない。かくいう俺も。


「帆香ちゃんおはよう。」


「おはよう。」


ちなみにこいつの本名は確か・・・立川たちかわ帆香だったな!


「何?点無し。」


「点無し言うな!」


こいつは俺のコンプレックスを呼ぶ最低な悪魔である。


「そんなことより2人とも、早く行こうよ。」


「そうね。」


「そうだな。」


もちろん兵卒は置いていった。




「まだ閉まっているな。」


「当たり前でしょ!ていうかまだこんな時間じゃない!」


時計はもう午前5時だ。


「もう、じゃないでしょ!」


心の中を読む女はやっぱり悪魔だ。


「でも何か向こうの方で音がしますよ。」


アリスの言うことに耳を傾けた後、そっち側を見た。


「何だ?あの高級車。」


そこには一台のベンツが停まっていて、中から人が降りてきた。


「ここでよろしくてよ。」


「はい、レイラお嬢様。」


執事のような男に少女と少年がそこから出てきた。

見たところいいところのお嬢様だ。


「ではお嬢様こちらへ。」


そう言って少年が少女を導く。その先には厳重な扉があった。

そしてその扉に鍵を差し込んで・・・


「ちょっと待った!!アンタら何してるんだ!?」


俺は詰め寄った。実はこいつら泥棒!?


「何ですの?あなた達は・・・」


少女が俺達をじっと見てくる。


「何です?じゃないだろ。アンタら泥棒か?こんな時間に学校っておかしいだろ。」


「いや、アンタもそれ当てはまるから。」


悪魔がそういうが俺はシカト!!

だって俺の心は・・・(以下略)


「ああ、あなた達新入生でしたのね。」


「え?ああそうだよ。」


俺は一応そう答えた。先輩後輩の上下関係を乗り越えるのはかなり大変だ。


「私はこの学校の生徒会長の西園寺さいおんじレイラ。以後お見知りおきを。」


そう礼儀正しく挨拶した。

しかし・・・


「生徒会長!?ということはアンタが一番えらいんだな!?」


「ま、まあそういうことに・・・」


「上等だ!今ここでアンタを倒してモガッ!!」


「はいはい、馬鹿が変なことをしてすいませんでした。」


俺は悪魔に取り押さえられた。


「何をする!俺の世界制服の夢を邪魔する気か!」


「世界制服・・・?」


レイラは突然首を傾げるとフフフと笑い始めた。


「そうなのですか・・・でもそれは不可能ですわ。私がこの世界の支配者になるのですから!」


「うわあ・・・変人が一人増えた・・・」


「クスクス・・・」


「何!?」


悪魔は呆れてアリスは笑っていたが俺は驚いた。

俺の反応が一番普通だよな!


「まさか・・・俺の夢の邪魔を・・・?」


「邪魔?何を言っているの?あなたが私の邪魔をするのでしょう?」


「何ぃ!?」


俺達2人でずっと睨み合っていたが・・・


「あの、お嬢様。早く中へ。」


「そ、そうでしたわね。それではごきげんよう。」


そう言ってライバルが俺の視界から消えた。


「クッ・・・まさかここにライバル出現だとは・・・」


「はぁ・・・」


悪魔は少し呆れているが、俺はそんなお前の態度に呆れたい。


「アリス!どうすれば・・・」


「三太君なら・・・どんな状況でもきっと大丈夫!」


嬉しいことを言ってくれる・・・俺はアリスを思い切り抱きしめてやった。

すると何故か悪魔とアリスは共に赤面した。

まあその赤面の意味合いは違うが。


「ありがとうアリス!!」


俺はアリスに精一杯の感謝をした。

・・・

・・・・

あ、言い忘れていた。

アリスって本名じゃない。

本名は能代のしろ 詠美えいみだ。








ここには気が向いたらショート劇場を乗せたいです。

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