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「異世界転生したけど異世界が思ってたより面倒くさい件について!」(短めバージョン)  作者: 大西信寺
第1章 異世界で出来た幼なじみが強すぎる件について
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第9話 命

「がぁぁぁ?」



無邪気にどうしたの?とでも言っているように鳴くガーグワァー。



「はぁ…………死にたくなかったら何かして欲しいんだ」



分かってるこれはただの俺の自己満足だ………



「がぁぁぁぁぁぁぁぁ」



「おっと」



ガーグワァーは鳴き声を出し、俺から逃げ出した。



「ごめんな………」



俺は俺に背を向けたガーグワァーの首筋を狙って短剣で切りつけた。



ザシュッ!



「ガァァァァァァァァ!!!!」



俺ではまだ一撃で首を切ることが出来ない。



「ッ!………」



ザクッ! ザシュッ!!



何度かガーグワァーの首筋に短剣を切りつけてようやく動かなくなった。



「はぁはぁはぁ………やっぱり何度やっても辛ぇわ………」



ここでは生きるために狩りをしなくてはならない。



だが転生した俺には辛いことであることには変わりはなかった。

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