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この写真の人って、まさか。

アスティンは、私をお姫様だっこしたままその部屋へと入った。

部屋に進むと豪華で上品な作りの部屋とお揃いのソファーにそっとおろしてくれた。


さて、というようにアスティンは部屋に人を呼んだ。


「誰か彼女に食事を!君は何か食べたいものはありますか?

おっと君ではなんですね

名前はなんとおっしゃるのですか?」


『時子です』


ここまで、しゃべっていて今初めて自分の名前を言っていないことに気づいた。


「時子は何が食べたいですか?うちのシェフの料理は最高ですよ」


『へーじゃあアスティンさんのオススメのものをお願いします』


こんな豪華なお城に住んでいるのだ。

シェフも一流の腕なのだろう。

基本好き嫌いもあまりしないのでアスティンに任せることにした。


「わかりました。でもアスティンさんではなくアスティンお兄様でしょう?」


『あー、はいアスティンお兄様』


だから何で決定事項みたいになってるの?

そう思いながら豪華な部屋を見渡しているとある一枚の写真に目が止まった。

私がじっとみているのをみてアスティンが声をかけてきた。


「気になりますか?」


微笑むように問いかけた。


『はい』


そこには多分幼い頃のアスティンとその弟と思われる少年2人に、若い男性が写っていた。そしてもう一人若い女性がいた。


私は自分の目を疑った。

目が悪くなったのかとおもい睨むように写真をもう一度見た。

間違いない!

その女性をどこかでみたことある!

というよりどこからどうみても自分の母親だだった。

今より全然若いように見えるが、

それは長年生活をともにしていた母親で間違いないと思う。


おそるおそる聞いてみることにした。


『あのーこの人の名前って、』


するとドアから凄い勢いで人が入ってきた。


「ただいまー!お父様のお帰りだぞ!」

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