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2012年8月20日(授業二日目)

※この作品は作者の日記ではありません。

8月20日(授業二日目)

 私は普通の生活を送っていない。生活様式がいささかラブリーである。どんな生活をしているのかといえば、いずれそれを想像して頭の中でこねあげてから公開する予定である。事実をそのまま公開すると、私はとても恥ずかしい目に遭う。つまり恥ずかしい生活を送っている、ということである。恥ずかしい生活。自閉症を傘に着た自堕落な生活。福祉に頼りきった恥ずべき生活である。


 私はアルバイトは何度かやったことがあるものの、正社員として働いたことは一度もない。そこで今回はサラリーマンの、ごく一般的な普通のサラリーマンの生活を想像してみることにする。


 サラリーマンの朝は早い。きっと学生と同じくらい早いだろう。通勤ラッシュ時には学生たちと一緒の電車に乗るわけなのだから。私が学生だった頃は、通勤ラッシュとは無縁の生活を送ってきた。高校までは通学に電車が必要がないところに住んでいたし、大学生の頃は大学に程近い街に住んでいたせいもあって、通勤ラッシュからずれた時間に電車に乗っても十分講義には間に合った。そしてその大学を途中でドロップアウトしてしまったのである。恥ずべき人生。そしてどんな学生にも該当していないのに主人公として存在している私は恥ずべき主人公である。そんな恥ずべき私は、恥ずかしさを少しは和らげるべく、ある行動に出ることにした。

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