表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/333

2012年9月13日(授業四日目口中)

※この作品は作者の日記ではありません。

9月13日(授業四日目口中)

 まずはスープからいただく。ラーメンの大部分はスープで構成されているので、スープからいただかなければ麺を食べきったあと延々とスープばかり飲むことになってしまう。スープを残すなどというもったいないことは、私にはできない。貧乏性だろうか。


 スープは表の炎の看板は一体どうした、と思ってしまうほどにあっさりしていた。杯の中にホルモンが浮いていたにもかかわらず、である。これはもしかしてホルモンと一緒になってスープに浮かべられていた白菜の作用だろうか。白菜とさっぱり感は切っても切り離せないものがある。というか大体の葉野菜は肉と一緒にされればさっぱり化の作用をもたらす。


 それにしても辛くない。ほんのりホルモンの香りが漂う薄味のスープである。期待はずれといえば期待はずれではあるが、まずくもないので文句も言えない、というか私はラーメン屋のような体育会系の人間に文句を言うほどの度胸を持ち合わせていない。あとガテン系の兄ちゃんも怖い。


 唐揚げご飯は白米の上に唐揚げが乗せられていてその上からタレというかなんというか、甘辛いエキスがぶっかけられたものであった。やよい軒で唐揚げ定食を頼まなくてもここに唐揚げがあるではないか。そう自分を慰めながら唐揚げを一口食べてみると、衣が分厚かった。まるで肉を薄く延ばしてから衣を絡ませたかのような薄さである。バリバリした食感をしていて、ラーメンがなくてもこれだけで米がいけそうな感触がした。まあ、いいか。750円、払うしかないか。私は観念して、ホルモンラーメンランチAセットを食べ進めた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ