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2012年9月12日(授業四日目注文)

※この作品は作者の日記ではありません。

9月12日(授業四日目注文)

 私は後悔した。どうして580円のホルモンラーメンに飽きたらず750円のホルモンラーメンランチAセットを注文してしまったのか。こんなことなら690円のやよい軒の唐揚げ定食を食べるほうが安いではないか。私はまだ唐揚げに未練があったのか。そんなに唐揚げが食べたければやよい軒に入ればよかったではないか。唐揚げは辛い麺類と並ぶ私の好物である。カラアゲニストの称号を得たい、というほどではないが。


 しかし店内に客の数は少ないし、明らかに私の分であると思われる麺の茹でが既に始まってしまっている。今更注文を取り消すことなどできようはずがない。そんな度胸不足の私をあざ笑うかのように、麺を茹でていた店員は携帯でどこかと連絡を始めてしまった。どうやら重大な相手らしいのだが、私の分の麺を放っておくほどのものなのか。それともこの店は麺に力を入れていない、というアピールなのか。そんなマイナスにしかならないことをアピールしてどうするというのだ。


 嗚呼、そんなことを考えているうちにホルモンラーメンが到着してしまった。店頭の写真とあまり変わらない出来である。そして唐揚げご飯がセットとして付いてきた。750円が確定されたことになる。私は心を切り替えることに決めた。この麺と米を猛然と食べたらんと決めたのである。

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