2012年9月7日(授業四日目待機)
※この作品は作者の日記ではありません。
9月7日(授業四日目待機)
アパートでは塗装工事をやっていて、扉を開くなり額に汗かく好青年が「こんちは」と私に行った。私は「どうも」と小声で返し、そそくさとアパートを離れた。そして所沢駅に向かった。向かう途中でコーラを買ってみた。そして飲んでみたが、まずい。私は炭酸飲料が苦手である。それなのにどうしてコーラなんて買ったのか、ひとネタ起きればいいな、、と思ったのである。しかし実際起こったのは単にまずい上に飲みづらいという凡庸な結果だった。
行動を起こしたからといって必ずしも面白いことが待ち受けているとは限らないのである。駅に到着すると次の電車まであと十分だった。私は鞄から本を取り出した。これからの十分間、そして電車内では本を読むのである。こんな妄想に身を任せなければならないようなことばっかりやっているk授業三日目はあんな内向的な内容になってしまったのだ。もっとアグレッシブに生きられないか。
しかし駅のホームでアグレッシブになるのは危険である。なぜなら駅のホームで最もアグレッシブな行動といえば、線路に飛び込むことだからである。そんな後が怖いことなできない。しかし時折そういうことを離れた駅でやらかす人間がいて、そういう人間の性で電車が遅れたりする。きっと恨まれるに違いないのに、どうしてそんなことをするのだろう。これは想像してみなければなるまい。




