狂喜の世代
「おい!その顔、もしかして岩崎か?」
「ああ岩崎だよ。あっじゃあお前は佐々木か?」
「マジか~こんなところで合うとはな」
「これも人生人生。ところでおまえはなんでここにきたんだい?」
「ちょっとだけ用事があってな、車で送ってもらったんだ。そういえば同じクラスの木戸川さんは今何しているんだ?確かお前と同じ大学に行ってた思うんだが」
「おぉ、確かここの隣の建物にいるらしいぞ?同じクラスにいた相川ってやつもここにきててな、そいつによるとあと伊藤と永木と隅田、紀ノ川もここにきてるらしいぞ」
「まじ?もう同窓会出来る規模じゃんか!まあ女子が一人しかいないのが玉に瑕ってとこかな」
「いや、そうでもないらしいぞ?一昨日見たテレビに園田さんと矢田さんが出てたらしいから多分その二人も来るんじゃないかな」
「あ、そろそろ行かないといけない時間になっちまったな」
「じゃあさようなら」
「おう、じゃあな」
「今度集まって同窓会しようぜ!」
「おう!」
以上、東京拘置所での一幕であった。