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万年悪戦苦闘  作者: アイ氏
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日本おもと名品展③(アイ氏、また『縞獅子』を購入する!)

そして質問を諦めて展示されている万年青を色々と見て回る。


その中でアイ氏が一番気に入ったのは『(つるぎ)』と言う名前の大葉万年青である。


その名前の如く、尖った葉先が剣を思われる。

美しい縞覆輪(しまふくりん)の万年青である。


そして、獅子万年青の『玉獅子(たまじし)の虎 』大葉万年青『 外輪山(がいりんざん)』一文字系万年青の『地球宝(ちきゅうほう)』羅紗万年青『舞子(まいこ)』とアイ氏が、一度は実物を見て見たいと思っていた万年青達も展示されていた。



この美しい万年青達を前にアイ氏のテンションは、一気に上がる。


そして熱心に携帯で万年青の撮影するのだった。


展示会のマナーとしては、当たり前だか展示されている万年青に直接触れてはいけない。


それを守りアイ氏は、名品展を楽しく見学したのだった。



美しい万年青達の見学に満足てしアイ氏は一階へと戻った。


そして折角なので、もう一度、売られている万年青を色々と見て回る。


そしてアイ氏はある縞獅子に目が釘つけになる。


それは大葉万年青の『凱旋(がいせん)』の縞柄に良く似ていたからだ。


『凱旋』は、『五大州(ごだいしゅう)』と並ぶ縞柄大葉万年青の代表品種である。


明治時代に作出された『凱旋』は日露戦争の勝利を記念して『凱旋』の名前が付けられた。



この『凱旋』最大の特徴は『ズバッ』入った派手な棒縞である。


そんなド派手な棒縞柄の縞獅子はアイ氏のドストライクゾーンだったのだ。


衝動的に、この獅子が欲しくなり、この『縞獅子』を買うべくアイ氏はお店の人を探す。


だがお店の人は他のお客さんと話しているので、アイ氏は直ぐにその縞獅子を買えそうになかった。


そうアイ氏は残念なコミ障の持ち主。


この状況に割って入って『この万年青を欲しいので下さい』の一言が、どうしても言えないのだ。


その後、お客さんらしき人物は、何も買わないで帰って行った。


アイ氏は今がチャンスとばかりに、お店の人に声を掛ける。


お店の人は、万年青の世界では珍しい女の人だった。


同性だった事がアイ氏には、ちょとだけありがたかった。


そしてアイ氏は、縞獅子購入と同時に先程の説明会で聞けなかった事を聞く事にした。


それは万年青を植える鉢の大きさについてだ。


アイ氏は観葉植物を植える鉢は結構大きめの鉢に植え付けている。


観葉植物は根張りが良くて、小さな鉢に植えると直ぐに根が詰まってしまうからだ。


また大きな鉢に植えると観葉植物は巨大化する為に、アイ氏は、大きく育てようと、大きめの鉢に植えていた。


だが万年青に植えられた鉢を見ると、どれもサイズが小さい。


だから、植え付ける万年青の適正の鉢のサイズが知りたかったのだ。


『縞獅子』を購入した時に鉢について聞いてみれば、色々と丁寧に説明に教えてくれた。


万年青は大きめの鉢には植え込まない。


根の大きにあった鉢を選ぶ事が大事なのだ。


鉢が大きいと水が溜まり過ぎて根腐れが起きるからだ。


なるべく、小さめの鉢を選ぶのがコツだと教えてくれた。


こうしてアイ氏の知りたかった事も分かったのだった。


『東天光』『棒縞の縞獅子』と新たな万年青との出会い。


また写真でしか見た事がなかった万年青達の実物も見れてアイ氏は満足して自宅へと帰っていくのだった。



こうして、アイ氏の東京遠征は楽しい思い出と共に終りを迎えた。



◇◇◇


ー後日談ー


この時に買った『年末ジャンボ宝くじ』は、万年青開運効果か、日本一当たる売り場のお陰か、その両方の効果か、1万円が当選するという幸運に恵まれるアイ氏だった♡


(東京まで交通費考えると、かなり赤字ですが……)



ー次回へ続くー


今月もありがとうございました。



また来月12月20日21時に更新予定です。


広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】にして応援いただけると書くモチベーションに繋がります。


よろしくお願い致します。



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