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万年悪戦苦闘  作者: アイ氏


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【2025年版】頭木(アイ氏万年青の『生命力』の強さに感動する!)

アイ氏は猛暑の夏を幽霊斑の万年青を一本、倒しただけで乗り越えたが葉焼けした万年青は数知れず。


本当に厳し夏だった。


特に御殿錦の『二年葉』『三年葉』と葉先が焼けたのはアイ氏にとって痛手だった。


この何故なら、この『御殿錦』をアイ氏は『萬風展』に出品したいと考えていたからだ。


萬風展への出品は万年青屋さんに持ち込み出品料を払えば、誰でも出品ができると聞いて、アイ氏は2026年度の出品を目指していたが、夏の猛暑で葉先が焼けて『御殿錦』は見るも無残な姿になってしまったのだ。


アイ氏は植物を増やすのは得意だが、はっきり言って『美術木』を作るのには向いてない。


それは子供の時から、今も変わらない。


そして今回の事で、再び『美術木』を作る難しさを思い知った。


それでも諦めずに2026年の夏を乗りきって、2027年の萬風展の出品を目指す為に、2026年は、もう少し涼しい場所での万年青の管理をしたいと考えて2026年の冬から場所を整えて準備をしている。


◇◇◇


そして時は流れ9月になっていた。


9月になっても未だに暑い日が続いた。


今年のアイ氏宅では、9月初めには秋の肥料を与え、10月から植え替えを初める。


先ず最初に植え替えるのは春や夏の間に根が飛び出してしまった万年青。


次に夏の間に去年の葉まで葉先が焼け枯れた万年青だった。


葉に異常がある場合は根や芋にも問題がある場合が多いからだ。


そして、春に芋切した万年青達も、根や芋がどうなっているのか確認する為に植え替える。


芋を切った万年青の中には根無しになってしまった万年青もあったからだ。


特に心配だったのが『地球宝』だ。


何故なら芋切り後も新根が生える気配が全然なかったからだ…。


もう夏の終になり、このまま根が生えなければ倒れる事を覚悟していた。


だが秋になり鉢から抜くと細く白い新根が生えていた!


春に生えなかったとしても秋で新根が生えたのだ。


こうして倒れる事を覚悟していた『地球宝』は無事に持ち直した。


アイ氏に取って、これは驚きの出来事だった。


そしてラッキーな出来事は、まだ続く!


根落ちして『ボロボロ』の状態だった富士も無事に新根が数本生えて持ち直したのだ。


当然、『富士』は古い根が落ちていたので、古い葉も全て落ちて、今年生えた新葉だけが残って見栄えがなくなっていたし、更に芋を切った事で若返りが起きて『葉芸』も消えてしまった。


それでも、しっかりとした根が生えた事で、これから昨上がりが期待出来る。


そして富士が起こした奇跡は、これだけでは無かった!


何と切った芋からも子株が吹いたのだ。



一応、『芽当たり』を意識して、その芽当たりの少し上で切ったが、芋が小さな欠片だったので余り期待はして居なかった。


だが見事に子株が吹き出した。


更に秋に植え替えれば新根もしっかり生えていた。


ただ小さな芋吹き苗だった為に、最小の黒鉢に植えても、サイズが合わない。


そこでアイ氏が取った、方法は『万年青』の寄せ植えである。


丁度、暁の万年青が『双吹き』どころか『三吹き』とになっていて、細いながらも新根が生えていた。

それを『富士』と一緒の鉢に植える。


四本の『万年青』を一つの鉢に植える事で鉢の水の吸い上げも良くなる。


それだけで水やりを調節しなくても根腐れ防止になるからだ。


芋切した頭木は『根無し』になったり、吹いた子株に付いてた芋もダメになって『芋抜け』したりと、トラブルも多かったが、それでも驚きの生命力を発揮して無事に生き残った。


ー続くー


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