【2024年版】夏から秋の管理 (アイ氏『活力剤』を導入する!)
はっきり言って繁忙期の春とは違い夏のヒマである。
万年青の渇きの様子を見ながら5日に1回位の『水やり』しかやる事は無かった。
そんな時に、アイ氏は、偶々立ち読みした園芸の本で知ったのは暑い夏こそ活力剤の活用である。
この本では東洋蘭に使われていたが、東洋蘭と万年青は比較的栽培方法がにている。
その為、万年青にも応用が出来ると思ったアイ氏は早速『活力剤』を購入した。
活力剤とは何かと言えば、チッソ、リン酸、カリ等の肥料成分を含ま無い資材である。
では何が入っているかと言えば主にコリン、フルボ酸、アミノ酸、鉄、亜鉛、モリブデン、カルシュウム等の微量元素である。
油カスを植物の食事と考えるなら、こちらは食事だけでは補え無い栄養を補うサプリメントの様なものだ。
暑さや寒さで植物が弱っている時こそ『活力剤』なのである。
本来、万年青には化成肥料は不向きと言われているが、近年では万年青に必要な光量や、肥料の濃度の目安が数値で割り出されており、その数値を基準に化学肥料等を使う人も存在する。
アイ氏は、『万年青化学』の発展と日々、研鑽を重ね、この数値を割り出して下さった方々に尊敬と感謝念を抱いている。
そう化成肥料を使うなら大切なのは濃すぎない濃度である。
ただ、その数値通りに計ってやる事は計算もが出来ないし、濃度を測る専門道具も無い貧困のアイ氏には無理だった。
だからアイ氏は通常の植物が1000倍濃度なら、万年青は10000倍位に超薄めてアイ氏は使っている。
結局は自分の今まで培った経験と感でやっていた。
万年青化学者には永遠に慣れない残念の人。
それがアイ氏だ。
そうして実際に『活力剤』を使用して万年青に変何か変化があったかと言えば、特に何も無かった。
万年青は変化や成長の遅い植物である。
だから良し悪しの効果を実感するには、恐らく3年以上の月日が必要なのだ。
アイ氏は取り敢えず1ヶ月に2回の割合で与える事にした。
本来なら、新しい取り組みを入れる時は、植物の全滅を防ぐ為に、数株に試験的試してから導入するのがセオリーである。
だが既に他で効果が出ているならと、アイ氏は大胆にも、全ての万年青に活力剤をぶち撒けた。
だから、これを読んで万年青に化成肥料の使用を考えた方は、絶対にアイ氏の真似をしないで試験的に数株から初めて欲しい。
そしてアイ氏は活力剤を使用する時は、草木灰のアク水の併用していない。
一つの液体肥料を使った時に他の液肥も使用して鉢の中で混ざってトラブルが起きたら嫌だからだ。
こうして2024年の夏、アイ氏は一本の万年青を倒す事は無く無事に乗り切ったかに思えた…。
だが、麒麟冠だけが、奇形の葉を出した事にアイ氏は不安を覚えた。
直ぐに根の状態を確かめたかったが、暑い夏は我慢した。
そして漸く涼しくなった頃、麒麟冠の植え変えれば、麒麟冠の根が殆どダメになっていた。
俗に言う根落である。
取り敢えず、ダメになった根を綺麗に取り除き芋を洗ってから再び鉢に植え付ける。
そして来年の春、もう一度、今度は芋の状態を確認して、ダメになった芋を切る作業が必要だなと、アイ氏は思った。
そして2025年4月、アイ氏は、麒麟冠の芋の状態を確認して茶色く変色した芋を生き残っていた根ごと切った。
首元近くまで芋を切ったので『麒麟冠』は一本も根が付いて居ない根無しになってしまった。
幸い上の方は、白くて綺麗な芋だったので、これ以上痛みが広がら無ければ、大丈夫だと思われる様な状態だ。
切り口には消毒薬としてトップジンを塗り、そして水苔に麒麟冠を植え付けた。
何故、水苔に植えたかと言えば、根無しの状態なので、日向土の様な用土では、水切れの心配があるからだ。
また、こうした万年青水切れの心配がある万年青は、水保ちの良いプラスチックの鉢に植えた。
他にも根無し万年青を助ける方法として、コップと発泡スチロール使った水挿しがある。
ただアイ氏は、熱帯の観葉植物で水挿しの経験があり、この方法は個人的に失敗と成功が紙一重な印象がある。
成功すれば無事に根が出るが、結構な割合で茎が腐る事があるのだ。
ただでさえ去年からのダメージがある麒麟冠を水挿しにしたら、腐りそうでアイ氏は恐怖を覚えた。
因みに水挿しの方法は、発泡スチロールをコップのより小さく切って、真ん中に万年青を挿し込む穴を開けて発泡スチロールの浮き輪を作り万年青を浮かべると言う方法である。
仕上げにプラスチックの鉢に植え付け、余り日が当たらない日陰に置く。
これで後は新根が生えるのを待つだけである。
そして2025年4月末、麒麟冠は無事に新根が生えていた。
そして秋には水苔植えから本来の万年青の用土に植え変え予定でだ。
だが麒麟冠を枯らさずに元の状態を戻す迄には、まだまだ長い時間が掛かると思われる。
◇◇◇
そして2024年の秋である。
今年は、夏に遮光率の高いネットに張り替えたのが功を奏して、獅子はしっかりと葉が巻き。
大葉達は葉がしっかり長く伸びた。
そして秋で一番、最初にやる事は夏までに首元のに新根が生えた万年青達の植え替えと春に芋吹した万年青の本植えである。
本来なら、新根が用土から飛び出した時点で植え替えたいが、残念ながら暑い時期の植え替えは失敗の元である。
こうした場合は根元のに水苔を乗せて応急処置をして、涼しくなった秋に植え替えした方がよいのだ。
また今年も芋吹きした。
二度目で心に余裕を持って芋を切りが出来た、芋を芽当たり事に輪切りにしたが、残念ながら下の方の芋は吹かなかった。
下の方はどうしても芋が小さく栄養も少ないと思われる。
だから芋に芽吹くだけの力が無かったのだろう。
だが上の芋は見事に双吹きで成功した。
双吹きとは、左右に有った芽当たりが両方芽吹いた状態を言う。
その為、来年の春には再び芋を切って、二本の株を切り放す予定になった。
そして10月上旬には1回、油カスの肥料を与える。
これがアイ氏の2024年の夏と秋の出来事と取り組み出来事だ。
ー続くー




