軟腐病 (アイ氏『万年青』を倒す…)
軟腐病それは万年青だけでなく、色々な植物にしばしば発生する恐ろしい病気である。
アイ氏宅では冬になると、エアプランツが、この病気でダメになっている。
どのような症状かと言えば、植物の見た目は何とも無いのにある日、植物の成長点、葉と根の中心芯の部分が腐り、そして新葉が、『スポッ』と抜けてる病気である。
エアプランツの場合、この軟腐病になると、成長点が腐り、バラバラになってダメなる場合が殆どである。
ただし時にはバラバラにならず、成長点が抜けただけで、春から夏に子株を吹いて、蘇る場合もあるので、成長点が抜けたからといって直ぐに捨てるのは早計であり、暫く様子を見てから判断する。
そして残念ながら、『万年青』も、この病気に罹ってしまったのである。
この病気の原因はいくつか存在する。
万年青の場合は、最も注意したいのが肥料のやり過ぎと、暑い時期の葉上からの水やりである。
特に新葉が生える時期は、特に葉の間がとっくり状になり水が溜まりやすい。
この水が昼になると温まって、蒸れの原因となり植物が病気を起す原因になる場合があるのだ。
夏の時期の水やりは、夜である為に、朝には乾いて居るが問題は、梅雨の時期や、秋である。
梅雨の時期の僅かな、晴れ間の光は思いの他強く油断していると、葉が焼けたりもする。
アイ氏宅の満月の症状が出たのは9月頃だった。
古い葉から今年生えた新葉まで木、全ての葉の真ん中が黄色に変色していた。
その様子が、ちょっと他の木と違うので、アイ氏は、満月を手に取り、葉を触っていたら一番真ん中の葉がポロッと抜けたのである。
アイ氏は嫌な予感がした。そうエアプランツで、同じ事を何回も経験したからだ。
それから満月は、葉の下の方が、どんどん腐り葉が落ちて、そして最後には完全に枯れてしまった…。
万年青の世界では、万年青が枯れた場合、『倒す』と表現する。
そうアイ氏は、満月を『倒して』しまったのだ。
そして現在、アイ氏宅では、『軟腐病』を患いながらも、生きている木が存在する。
それが『太陽殿の図』である。
太陽殿の図は珍しい万年青で、
最初は、この木もダメだと思ったが、新葉が1枚元から腐り取れた。だがそれ以降、葉が抜ける事はなかった。
だが、成長点は腐っているのか、真っ黒で、春に新しい葉が生える様子も無い。
この『太陽殿の図』にアイ氏が期待しているのは芋から新たな『新芽』が生える事である。
この現象はエアプランツでも起こっているので、もしかして万年青にも有るのかもと考えていた。
そうすれば、この『太陽殿の図』の命は繋がるのだ。
時に植物は弱く、時に植物は人間が思っていると以上の生命力を見せてくれる。
それに期待てし、見守っているのである。
※2024年6月末、腐っていると思われた『太陽殿の図』の成長点から、なんと新芽が出て来ました。
ー次回に続くー
今月もお読み頂きありがとうございました。
また来月7月31日に更新予定です。
そして来月の更新で『万年悪戦苦闘』の完結を予定しています。
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