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万年悪戦苦闘  作者: アイ氏


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赤星病 (アイ氏万年青の『葉』を切る!)

5月後半にもなると、段々と蒸し暑い時期になってくる。 


万年青達の葉も段々と伸び楽しい時期になった。だが、ここで『凱旋実生』にちょっとした異変が起きた。


赤く丸い染みが一番古い葉に出来たのである。


そう、これが万年青の病気の1つで『赤星病』だ。



『赤星病』は、万年青の病気で一番出やすい病気だ。


特に高温多湿の環境で発生し易い病気である。


アイ氏が、この病気を発生させた原因として先ず考えたのが5月後半まで、雨に当てていた事だ。


春の季節は、確かに万年青に雨を当てるのは、良い効果がある。

だが季節が進み湿度が上がって蒸し暑くなって来ると、一転して病気の誘発の原因にもなるのである。


そして、もう一つは考えるられるが環境が大きいく変わった事だ。


『凱旋実生』は、鹿児島からアイ氏宅にやって来てかなり環境が変わった、だから恐らく弱ってしまっていたのだ。


それなのに長時間の雨に当たり、更に弱ったと考えられる。


この時、本来なら赤星病になった葉を、さっさと切れば良かったのだが、アイ氏は、この美しい『凱旋実生』の葉を切る事を躊躇ってしまった。


そして消毒薬を散布して治そうと考えた。


結論から言うと、そんな事は不可能である!


赤星病は治るどころか、日に日に悪化して、どんどん他の葉にも症状が現れた。



こうなると、もう赤星病に罹った全ての葉を切るしかない。


病気に罹った葉を切る時は、根元から約1cm程上からざっくりと切る方法を取る。


こうして美しかった『凱旋実生』は、新しく生えた新葉を残して、綺麗さっぱり全ての古い葉が無くなってしまったのである。


この『凱旋実生』を元の姿に戻す為には3年位かかる。


そう最初の病気の症状が出た1枚の葉を切り落とさなかった、ばかりにアイ氏は大変な大失敗をしてしまったのだ。


それ以来アイ氏は『赤星病』の症状を見つけたら必ず切ると心に決めたのだった。


そして『赤星病』が出た、『凱旋実生』には花芽が付いていた。


アイ氏は、葉と一緒に、この花芽も切る決断をした。


花を咲かせると言うのは、植物に取ってかなりのエネルギーを使う。


弱っている『凱旋実生』には負担になると思われる。


そうして古い葉を切り、花芽を切って『みすぼらしく』なった『凱旋実生』を見てアイ氏は、改めて、ベテランと素人の差を思い知ったのだった。


その後アイ氏は、『万年青』の消毒にも力を入れて取り組む事にした。


消毒薬や農薬には色々と種類があり、一種類だけを使っていると、菌や害虫に耐性が付いて薬が効かなくなると言う問題がある。


そして農薬には定着液が必要で、アイ氏は初めから市販の農薬を使用して散布することにした。


これなら定着液も入っているからだ。


因みに、定着液は界面活性剤と呼ばれもので農薬に詳しい人の話では、台所の洗剤も界面活性剤なので、1滴か2滴農薬に混ぜれば定着液の代わりになるとの事だった。



偶々ホムセンで農薬を見て居たら、知らない果樹園農家のおじさんが農薬について色々と親切に教えくれたのだ。


そして素人アイ氏に『市販の農薬は薄いから薬害も出る事が殆ど無いので、先ずは市販の農薬を使って見たら?』と勧めてくれた。


アイ氏はのの勧めに素直に従い市販の農薬を使う事にした。



その後、市販の農薬の成分表示を良く見て、違う成分が使われている農薬を2種買って、2週間に一度、夕方にアイ氏は散布している。


因みに農薬散布は、マスク、長袖、ビニール手袋(目はメガネで防御)を付けた怪しいさ満点の姿で散布している。


元々アイ氏は無農薬派だったが『凱旋実生か』ら農薬や消毒薬の散布の大切さを学んだのだった。


そして2024年アイ氏宅では、大葉万年青達の花芽ラッシュである。


去年ダメだった、『凱旋実生』だか、今年も花芽を付けてくれた。


そして万年青が、どんな花かを一言で言うならば、『つくし』又は『ヤングコーン』見たいな感じの花である。


万年青の花はかなり原始的で蕾は無い。いきなり新芽の隣からニョキニョキ生えてきて、緑の色から黄色に変わったら開花のアイズある。


この万年青に赤い実を付けるには、当然、受粉が必要となるが、万年青は自然に自家受粉は難しく、人の手が必要らしい。


万年青の品種交配をされる方は『ホセ』と言われる竹を細く研いだ鉛筆の様な道具で花粉を採取して受粉されるいるが、そんな細かい作業が面倒な方には、筆を使って、受粉させる方法がある。


アイ氏は100円ショップから、毛の柔らかい化粧筆を買い黄色なった花をフサフサとなぞって受粉作業をおこなった。


(残念ながら、凱旋実生は失敗しましたが、他の万年青は実が付きました)


また実を付けるよりも、子株を取りたい『木』は可哀想だが花芽を切り落とした。



こうしてアイ氏は、今日も悪戦苦闘しながら栽培に励んでいた。



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