表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
万年悪戦苦闘  作者: アイ氏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

22/39

GO TO トラベル (アイ氏『万年青ネグレクト』する!)

3月からはじまる万年青の植え替えが終ると、今度は、4月末から、毎年恒例、モンステラのカットが初まる。

今年カットするモンステラは3株である。


いつもの様に、カットして、フリマアプリに

投稿するが、思うように売れないという異変が起きた。


そうモンステラの茎は、供給方多になってしまっているのだ。


そこでアイ氏は考えた。


茎伏せを起こなって、発芽と発根させてから売れば良いのではと?


実際、モンステラの茎を買ったけど、茎伏せに失敗してダメにしてしまった人の話は良く聞いていた。


アイ氏は、一応、モンステラの茎伏せ出来るので、早速にアイ氏は、100円ショップに駆け込んで、手頃な大きさのスリット鉢を買い込んで実行した。


こして出来た鉢は27鉢である。

そして全て茎伏せに成功した。


その内、ハーフムーンの株から切り出した17鉢でハーフムーンが綺麗に出たのは4鉢だ。


残り13鉢は、斑が強く出た株が多く。斑が殆ど出ない株も3鉢あった。


ハーフムーンの茎を使っても、ハーフムーンが安定して作れ無いのがお分かり頂けただろうか。


綺麗に出たハーフムーンの株を2鉢残し、後綺麗な斑の株を1鉢、合計3鉢を残して、成育の良い株から順に出品して秋までにはフリマアプリで無事完売したのである。


そうアイ氏の戦略は見事功を奏したのである。

 


 そして怒涛の『植物繁忙期』を無事に乗り切ったアイ氏は、万年青歴1年未満にも関わらず、早速、『万年青栽培放棄(おもとネグレクト)』をする。


何故なら、貧困層アイ氏は、政府の『旅行支援事業』に乗って旅行に行くからだ。


更に言えば、ダメ押しで大手航空会社の、『平日全国どこでも片道7000円』の航空チケットの激戦を制してアイ氏は勝ち取っていたのだ。


既に観葉植物達も、万年青も野外での栽培を開始していた。


観葉植物達は、雨ざらしの環境にある為、このままで問題なかった。


問題は万年青である。


万年青も時々は、雨に当てるが、雨に当て過ぎると病気が出るので、雨当てる時は注意が必要なのだ。


だから普段、万年青は雨の当たらない場所で、管理している。


そして、アイ氏管理の元で、雨に当てていた。


万年青を雨に当てるメリットは以外と多い。


先ずは、水道代が抑えられる!これは働く貧困層アイには最大のメリットだ。


次に発根を促してくれる様な気がする!

(これはアイ氏の感じた事です)


そして、雨に当てると肥料が良く溶けるのだ。


ただメリットが、あればデメリットも当然存在した。



万年青の場合は、特に注意したいのが、赤星病。


この病気に掛かると枯れる理由では無いが見た目が格段に悪くなる。


その為、アイ氏は、旅行の前日に、水をやり、その日は野外でしっかりと乾かし、旅行当日に、涼しいく暗い室内に、万年青を置く決断をした。


そして万年青栽培放棄(おもとネグレクト)をして、無理して旅行にやって来たアイ氏である。


アイ氏が訪れたのは熊本。


何故、熊本なのか、それにはいくつかの理由がある。


アイ氏はスピリチュアルが好きである。


そして宝くじ当選の為に吉方位を旅行先で選んでいた。だそこが熊本だったのだ。


アイ氏のラッキー方位は家の方から見て西南、そして今年の開運スポットが山で登山だ。


だがアイ氏には、大きな問題があった…



それは引きこもり気質のアイ氏は体力が全然無いのだ。アイ氏に取って、登山は無理以外の何ものでも無かった。


だが登山がしたい。


そして色々調べて、白羽の矢が立ったのが、阿蘇山である。


阿蘇山はハイヒール登山と呼ばれ、麓から山頂の火口までバスで登れる山なのだ!


だから体力の無いアイ氏にも登山が可能な山であった。


熊本空港からバスで阿蘇に向かう。


1日目はほぼ移動がメインで、午後になって漸く熊本に到着である。


この日アイ氏はヘリコプターで、阿蘇山の火口を見学すると云うスケジュールを立てていた。


そう阿蘇山では、ヘリコプターで火口見学を楽しめるだ。


初めて、ヘリコプターに乗るアイ氏はフライト時間は約10分だと聞いて、乗る前は短いと思っていた。


だがアイ氏は乗って直ぐに後悔した。


ヘリコプターのプロペラの音が頭上から、うるさく響く、そしてエレベーターのように上下に搖れる度に気持ち悪い負荷が掛った。


更に、この日の阿蘇は夏日で暑さが追い打ちを掛けた。


アイ氏は、飛行が始まって速攻でヘリコプターに酔ってしまったのだ。


10分のフライトはアイ氏には長く『今、直ぐにおろしてくれー!』とひたすら心の中で叫んだのだった。


フライトを終えて、ヘリコプターを降りた時には、アイ氏は千鳥足でフラフラになっていた。


そして『もう二度ヘリコプターなんかに乗らない』とアイ氏は心に誓った。


暫くベンチで休んで、ちょうど夕方になったので、アイ氏は宿に向かうのだった。


2日目は、朝から雨が降っていて気温も低かった。


アイ氏は、先ずは阿蘇神社へと向かった。阿蘇神社は熊本の震災で倒壊しており、2023年時点では、まだまだ工事中で復興の最中だった。


雨が降る中でアイ氏は参拝する。


いつものアイ氏なら、お賽銭は5円が定番だ!

だが、阿蘇神社の復興を願いアイ氏は奮発し500円を投げたのだった。


そして、いつものように、宝くじ高額当選祈願をする。


お昼には、名物、赤牛丼を食べ、そして阿蘇駅に向かい、いよいよ午後から阿蘇山に登山である。


阿蘇駅からバスに乗り阿蘇山の火口に向かう。


阿蘇山では、火口に向かう前に、バスターミナルで一度バスに乗り換えがある。


そして、そのバスターミナルで、火口の状況が説明された。


火口では有毒ガスが発生していて、体の弱い人は行かない事、そして阿蘇山火口は大変な暴風雨に見舞われ、傘を差す状況は無理な事が説明された。


その話しにアイ氏はビビリ大変に迷ったが、せっかくここまで来たので火口まで行く事にした。



アイ氏は傘しか所持していないので、これは不味いと思い売店で売られていた、簡易のレインコートを購入した。


そしてバスに乗り火口に向かった。火口はアイ氏の想像以上に過酷だった。


凄まじい向かい風の爆風と雨がアイ氏を襲う。


一歩を歩くのも大変で思うように進めない。



そう気軽に開運登山が、命懸け登山へといつの間にか変わっていた。

漸く、火口まで、たどり着いてが視界不良で、よく見えない。それでもと爆風に逆らいながら、携帯で記念写真を一枚撮影。


そして、バスへと引き返す。


バスたどり着いた頃には、簡易のレインコートは破れていてアイ氏は見るも無残な姿になってしまっていた。

バスに乗るなり、運転手さんに心配され、同じく火口に見学に行った、おじさんからは、『ひどい目にあったね』と声を掛けられた。


レインコートが有っても、かなり濡れてしまったアイ氏は、寒さに震えその後、途中下車もしないで、ホテルへと帰った。


そして直ぐに温泉へと直行したのである。



旅行3日目には、お昼には飛行に乗って東京へと戻ってきた。せっかくなので、東京で宝くじを購入する為である。


だが、2日目に九州で雨を降らせた雨雲は、北上していて東京で雨を降らせていた。


そう!だからアイ氏は土砂降りの雨の中で宝くじを買いに行く羽目になったのである…。


こうしてアイ氏の、開運旅行は終わった…。


そして万年青ネグレクトのバチが当っのか、楽して開運のバチが当たったのかは不明だが、期待のドリームジャンボは300円しか当選しなかったのだった…。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ