黒達磨×大象観 (アイ氏『執念』が実る!)
『萬風展』以来、アイ氏は黒達磨の実生を探し続けていた。
そして遂に、その執念が実ったのである。
その『木 』は、フリマアプリで出品されていた。
厚い羅紗に真ん中が膨らんだ可愛い丸葉、ライムレモンの様な独特の色合いに黄色の縞斑が、少し入った個性的な見た目。
そして東天光位の中型の大葉万年青だった。
その『木』をアイ氏は、一目で気に入いった。
しかし出品当初のお値段は1万2千円と高額だ。
だからアイ氏はいつもの様に♡いいねを押して値下がりするのを待つ戦略を取ったのだった。
そして、この戦略が実り、アイ氏は遂に6千円で『黒達磨実生』を購入したのある!
アイ氏の執念が実った瞬間だった。
こうして、『黒達磨×大象観』は、遂に4月上旬アイ氏宅にやってきたのだ。
『黒達磨実生』もプラスチック鉢に植えられて送られて来たので、アイ氏は植え替えをする事にした。
そう、春になってからアイ氏宅では、万年青達の植え替えの準備が着々と進められていた。
プラスチック鉢に植えられていた万年青達を全てを黒鉢や素焼鉢にに植え替える作業だ。
『縞獅子1号2号』や『鶴の舞』は『黒鉢』を使う。
『黒鉢』のサイズは3.3号サイズ
因に、このサイズで大半の獅子と羅紗万年青は植え付け可能なサイズだ。
ただし『麒麟獅子×鶴の舞』の様に『当歳苗』と獅子万年青では小型の『浜千鳥』はそれよりも、小さい3号サイズの『黒鉢』が適正である。
そして『縞獅子3号』は大き目なので3.8号サイズを使う。
(中型サイズの獅子も存在します。代表品種を上げれば、『玉獅子』や実親獅子として有名な『玄海獅子』です。こちらは3.8号~4号サイズが適正です)
大葉なら『若木』で小さくない限り『黒鉢』なら、5号サイズ~が適正サイズである。
今回は植え替えをしないが、『東天光』の様な中型は5号鉢に植え付けている。
大葉でも大型の『凱旋』『凱旋実生』『剣』を『黒鉢』で植えるなら6.5号〜7号サイズが適応サイズだと思われるが、貧困層アイ氏は買えないので、信楽焼の素焼鉢と思われる鉢を購入して植えている。
普通の素焼鉢は時間と共に苔や汚れが付いて目立つが、アイ氏の購入した鉢は焦茶色で汚れが目立ち難い。
また渋い色は、万年青に良く似合うと、美的センス0のアイ氏は、そう考えて普通の素焼鉢より、ちょっと高めの信楽焼の素焼鉢を購入した。
この素焼鉢も水に沈めれれば、細かな気泡が立つので、それなりの通気性はあるが、排水の穴が小さいので、アイ氏は立体底鉢ネットを使い排水性と空気を確保をする事にした。
一応アイ氏が購入した信楽素焼鉢のサイズは外径16.5Cm 内径15Cm 高さ17cm位の縦長い鉢であり、大葉万年青を植える素焼鉢を購入する時の参考になれば幸いである。
そして植え変えの作業である。
先ずはバケツを用意して並々に水を張る。
プラスチック鉢から抜いた万年青に付いて水苔や砂利を軽く取り除き水を張ったバケツの中えへ入れる。
この時『チョロチョロ』ではあるが、水をバケツの中に入れる様にした。
万年青のベテランにインタビューした本で読んだのだが、それが病気予防になるらしい。
言うなれば温泉の源泉かけ流し見たいものである。
その為、アイ氏もちょっと勿体無いと思ったが実践した。
そして芋を洗う。
この芋洗い作業も、専用の筆があるが、働く貧困層アイ氏は、100均の毛の柔らか歯ブラシで代用したが、普通にゴミや砂利も落ちて問題は無かった。
芋を洗い枯れて駄目になった根を取り除き作業が終る。
『獅子万年青』の場合は、アイ氏宅では、殆どが以前に紹介した『折衷植え』で植えている。
例外があるとすれば、砂利植えに慣れた獅子は、砂利に植えて居る。根と云うのは、以前に植えられいた用土に対応する。
土に植えられていた万年青なら、土に根が対応しており、これをいきなり砂利に変えるのは、日本から外国に引っ越しをする様な物で、根が対応出来ずに駄目になってしまう事があるのだ。
だから、なるべくなら同じ様に植えた方が無難である。
こうしてアイ氏は植え替えを進めて行くのだった。
植え替えて1週間位は、玄関に飾って置く。
なぜなら植え替えて直ぐの万年青は風の当たらない室内の暖かい環境で保護する方がよいからだ。
そうこの時に漸く、玄関に万年青を飾った瞬間だった!
そしてアイ氏は植え変え後に出た古い用土も捨てたりはしない。
目に見える大きなゴミを丁寧に取り除き、その後は、何度も水洗いして細かなゴミを取り除いていく。
そして砂利なので『煮沸消毒』で消毒してから干して乾かす。
その後は粗目の『ふるい』にかけて大さを分けて再利用しやすい様に保存するのだ。
どこまで節約思考それがアイ氏である。




