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万年悪戦苦闘  作者: アイ氏


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芋吹き (アイ氏『万年青』の繁殖に挑む!)

ネットオークションで落札した『残雪』が九州から送られ来た。


実際に箱を開けて万年青の確認を行った、アイ氏は『残雪』の芋の長さが15cm位有るのが気になった。


万年青は根に『芋』を持つ植物である。


そして年を重ねる毎に、この芋が長く伸びてくるのだ。


そして、この長く伸びた芋を切ると言う作業が『万年青』にはあり、『芋切り』が出きる季節は春の3月中旬~4月一杯位まである。


くわしく説明すれば『芋切り』は『親木』でしか出来ない作業で5才〜6才以上の成熟した株で芋の長さは4Cm以上が必要と言われいる。


『残雪』は、『親木』としての年数、芋の長さ共に問題なく買った季節も3月末、全ての条件を満たしていた。


そこでアイ氏のヲタ脳と好奇心は暴走し『芋吹き』と云う万年青の繁殖方法を試したいと思っていたので『残雪』の『芋』をの切る事にした。



そして今回は、『芋切り』作業の手順と、実際に起こなったアイ氏の『愚行芋切り』とアイ氏が考案した『オリジナル芋吹き』を書きたいと思う。


先ず正式な『芋』を切る道具は、『ランセット』とよばれる専用の刃物で切る。


こちらも『ホムセン』には無く、万年青屋さんから、お取り寄せで購入するしかない。


そしてアイ氏は、この『ランセット』は持っていなかった…。


そもそも、アイ氏宅の万年青はまだまだ『若木』であり、芋を切る段階には無い。


その為、『ランセット』購入は数年先でいいと考えていたからだ。


ではアイ氏が、どんな刃物で芋を切ったかといえば、刃の薄い切れ味の良い小型の万能包丁である!


この包丁にキッチンハイターで消毒して水で洗い流してから使う。


そして根っ子を傷つけないように丁寧に掻き分け、ま『芽アタリ』の位置を確認してから、その少し上の方に刃を入れ切るのが『芋切り』作業だ。


鉢に植わっている『万年青』の『芋』を切る場合は、鉢から抜いて3日程、水苔に包み、おいて置くと、適度に水分が抜けて根が柔らかくなり、根を掻き分け易くなるので、オススメである。


今回、『芋』を切る『残雪』は、九州から、根巻きにされて3日かけて、アイ氏の住む北関東にやって来たので、十分、根が柔らかくなっていて、そのまま作業開始ができた。



アイ氏は以前に『芋切り』作業を収録された動画を見た感想を言えば、説明を入れながらサクサクと切っているので、アイ氏は『万年青』の『芋』は、ジャガイモ位の硬さかな?と想像していた…。


だが実際には、かなり硬く、アイ氏は、その『芋』の硬さに驚いた!


そう野菜に例えるなら、『皮付きのかぼちゃ』を真っ二つに切る位の力がいるのだ。


アイ氏に力が足りないのか、万年青の『芋』が硬のか、手に『大葉万年青』を持ちながら切る作業は難航した。

 

だが、すでに刃が芋に食い込み半分近くを切っており、『もう無理!』と途中で止める訳にはいかない。


アイ氏は、思い立ったら、後先を余り考え無い残念な脳ミソの持ち主であるが、この突然思い立った『芋切り』を猛烈に後悔した。


3400円という、高いとも安いともいえ無い値段で落札した『残雪』ではあるが、決して命を軽く見た訳では無い。


実験に犠牲は付きものと割りきれる性格でもなかった。


このままでは不味いとアイ氏はダメな脳ミソを必死に働かせ『まな板』を使かって切る事を思いつく。


そう野菜を切るが如く、まな板に乗せて『ザクっ』切るのだ!


働く貧困層が生きる為には自炊は必須の能力(スキル)である!


アイ氏は凝った料理は作れないが、自炊が出来ない程、料理が苦手でもなかったし野菜も、それなりに切る自信がある。


だから早急に用意した『まな板』の上に『芋』を乗せた。


『まな板』の上に乗せ、硬い野菜を切るが如く、包丁に体重を乗せる、そして『スパッ』と綺麗に『芋』を真っ二つに切ったのである。


(残念ながから、ほんの少し根っ子も一緒に切ってしまいました…)


そして本来の『芋切り』は『芋』を真っ二つに切って、『はい終わり』では無かった。


『芽アタリ』ごとに『芋』を更に『輪切り』にしたり、左右対称に『芽アタリ』が付いている場合は、『半月切り』にしたりと細かく切り分けるのだ。


この細かく切る作業は、ランセットの様な細く長い小回りのきく刃物でなければ、難しく、まして初めて悪戦苦闘しながら『芋』を切ったアイ氏には、難易度が高い作業になるので断念した。


だから、このまま『芋』を真っ二つに切っただけで終わりにする事にしたのである。


そして先ずは切落とした『頭木』の処置をする。


『頭木』とは葉が付いている方である。


本来は切り口に炭の粉末を塗り処置をするが、アイ氏宅には炭の粉末もなかった。


代わりに、モンステラ茎を切った時に使った消毒薬、『トップジン』がある。 


塗り薬タイプで、これを傷口に塗り、そして事前に用意していた素焼きの鉢に植える。


植えた付けはいつも通りに植えて問題はない。 

  

その後の管理としては、暫く日陰や風の当たらない場所に置いて保護し、2週間後くらいに、いつも通りの場所や水遣りの管理に戻すだけで大丈夫だ。


そして切った『芋』の処置である。


本来なら、水苔に包んでビニール袋を巻き、根巻き状態で、温度が一定の場所に発芽するまで保管するのだが、アイ氏はプラスチックの鉢に水苔を敷き詰め芋を植えて保管するという、オリジナル芋吹き方法にした。


鉢なら『芋』を縦に置き管理も楽で、プラスチック鉢なら保水性や湿度も保ち易い。


そして『芋』を植えた鉢は温かい室内の日陰に置かれ、乾いたら芋に掛からない様に気を付けながら水をやって管理していた。


だが6月末になっても、なんの変化も起きない事で、アイ氏は、多分『芋吹き』は失敗したと思った。


一応『芋』を鉢から抜いて状態を確認して『芋』が腐っていたりしたら捨てようと、包んでいた水苔ごと鉢から抜いて取り出した。  


そして芋を包んでいた水苔を手でそっと取り除き、アイ氏は驚いた。


下の方から2本も白い芽が上に向かって伸びて来ていたのだ。


そう失敗したと思われた『芋吹き』は成功していたのだった。


アイ氏は、水苔で包み慌てて『芋』を元の鉢に植え戻した。


そしてとうとう7月半ばには、小さな葉が芽吹いたのである!


だが暫くして、この小さな芽から葉が開き、その葉を見たアイ氏はがっかりした。


なぜなら幼葉には図が見当たらなかったのだ…。


(図や虎斑の品種で、芋吹きをやると変化が起きて親の性質を受け継がず斑が消失する場合があります。品種によっては、株わけのみでの繁殖を推奨する『木』もあります)


『残雪』は、その品種に該当しないのだが、

アイ氏宅の『芋吹き残雪』には図が出なかったのである。



ー2024年ー

現在『頭木残雪』も『芋吹き残雪』も枯れる事なく、1年を乗り越え『頭木』は、今年の植え替えの際に『芋』を洗って状態をチェックしたが、特に問題はなかった。


だが、ここで一つだけ、はっきりと言っておきたい!


アイ氏の『芋切り』も、『芋吹き方法』も、めちゃくちゃであり成功したのは、たまたま運が良かっただけである!!


だから『良い子は絶対にアイ氏の真似はしないでね』と…。


ー次回に続くー




今月もありがとうございました。


また来月の4月24日夜9時に更新予定です。


来月もよろしくお願い致します。

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