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手習ひ  作者: MOCHA
第2章 徒然
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鄙の気候

 (ひな)の海に来て数か月が過ぎる。この地に馴れてからは、京での生活が(はる)か昔の様に感じられた。(むし)ろ人の数で言えば、右京(うきょう)に寂しく屋敷を構えていた京に比べてもこちらでの人との交流は多いくらいだった。


 (ひな)の海では(ほとん)ど雪が降らないらしい。京では気温が下がり始めると雪が降り始め、翌年の春までは雪に閉ざされ、暖を取るのも苦労していたのにと一ノ姫は思った。もっと西に行けば、雪すら降らない土地があるらしい。

 

 (ひな)の海の夏も暑いらしい。これから夏を迎えるが、夕凪(ゆうなぎ)の時の暑さは住み慣れた祖父母ですら難儀するらしい。ただ、京の蒸し暑さとは違い、海風のせいでカラッとした暑さだと言う。海風が強ければ、暑さも(やわ)らぐという。

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