並列世界
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更新ペースが落ちてますが、これからも頑張って続けていくつもりです
1986年4月16日水曜日、この日俺は放課後に杉山京子の自宅アパートを訪問していた。
先日、京子が俺に言動に気を付けろと言った理由を教えてもらうためだった。
京子は俺にその言葉の真意を告げた。
「田村君、私はあなたが未来から来ていると知っているからよ」
「な、なんだって……」
京子の衝撃的な言葉に心臓が止まるかと思えるほどのショックを受けたのだが、それを表情には出さず平静を保とうとした。
京子が当てずっぽうで言っている可能性もある。ただ言い当てられただけで真実を知られているとは限らない。
「そんなバカな……常識で考えてありえないだろ?」
俺はとりあえず否定して様子を見る事にした。
「証拠はあるわ」
京子は表情一つ変えずに言った。その様子からは自信がうかがえる。
「先週の社会の授業で総理大臣の名前を間違えたわ」
「何て言ったかな?」
俺はその時の発言を忘れていた。退屈な授業だったので適当に流していたからである。
「あなたは総理大臣は海部俊樹だと言ったわ。海部総理は今の中曽根総理の次の次の総理大臣よ。何で知ってるわけ?」
俺はその時しまったと思ったが、まだ誤魔化せそうな気がした。
「海部俊樹ってあまり有名でない政治家を知ってるのを自慢したかったから、ちょっと言ってみただけさ」
下手な誤魔化し方であるが、京子も俺が嘘を言ってるという証拠は出せないはずだ。
「なるほど、じゃあ、私のお母さんが飲んでるビールは?」
「スーパードライだろ? あれ、うちのお父さんもよく飲んでるから知ってるんだよ」
子供がビールの商品名を知ってる理由としては父親を使うのが一番だろう。
「バーカ」
京子は笑いながら言った。
「バカって事はないだろ。お父さんが飲んでるビールの名前を知ってておかしいか?」
俺は京子がなぜ俺をバカにしたのか理由がわからない。俺の発言にミスなどなかったはずだ。
「必死に誤魔化そうとしてるところに悪いんだけど、スーパードライは1986年にはまだ発売されてないわ。何なら、今からお店に行って調べてみましょうか。田村君がまだ発売されてないビールの名前を知ってた。これは証拠として充分だと思うけど」
こう言われたらこれ以上誤魔化せそうにない。しかし、俺は京子に対し疑問が湧いてきた。
「という事は、杉山さん、君も未来から来ているという事?」
「そうよ」
俺の質問に京子は平然と答えた。
「杉山さん、君は何歳なんだ?」
「21歳よ。あなたは?」
「実は42歳なんだ」
「うわ、オッサンだぁ」
京子はちょっと意地悪に笑ってみせた。俺は京子が本心でバカにしているわけではないとわかっているので腹は立たなかった。同時にまた疑問が湧いてきた。
「21歳、そんなはずはないんだが…」
俺は京子の言う事を信じてないわけではないが、21歳というのはどう考えてもおかしい。
「田村君が知ってる私って、ひょっとしたら今年の8月に自殺した私なんじゃない?」
京子は俺が考えている通りの事を言った。死んで過去に戻るのは俺も経験してるから、京子が同じだとしてもよいが、12歳で死んだ京子がなぜ21歳という事になるのかわからない。
「あれは一度目の六年生を過ごした私よ、それで私は一年間未来を変えないように過ごせば続きの人生を送らせてあげると言われたのよ」
「死んだ後、神様を名乗るやつに言われたんだな」
それなら俺と同じだ。
「一年間小学生やるのはいいけど、自殺した世界で続きの人生を送りたくなかったから、未来を変えてやったのよ」
京子はしてやったりという表情で言った。俺としても未来が変わってしまったらどうなるか、神様を名乗るやつに教えてもらってないので気になる。
「未来が変わらなかったら、死ぬ直前からやり直せると俺は言われたけど」
俺が知っているのはこれだけである。
「神様もずいぶん手抜きした説明で済ませたものね」
京子が呆れたような口調で言った。
「正確には、死ぬ直前からやり直すか、転生先での人生を継続するかを選べるのよ」
「へぇ、そうだったのか……じゃあ、未来が変わってしまったらどうなるんだ? これについては何も聞いてないんだ」
俺が一番知りたい事を京子に尋ねた。
「その場合は、転生先で未来が変わってしまった状態で継続するか死語の世界の住人として暮らすかを選ぶ事になるわ」
「じゃあ、どちらのケースでも転生先の人生を継続出来るわけだな」
元の世界に帰るつもりがないなら、むしろ転生先で好き勝手やれるわけだ。
「田村君は元の世界に帰るつもりなの?」
「もちろん帰りたいよ。家族もいるし」
俺は京子の質問に当然の答えを返した。
「そうだよね……」
京子はうなずきながらも、ちょっと複雑な表情になった。
「もし、一年後に俺が元いた2017年に帰ったとしたら、この世界での俺の扱いはどうなるわけ?」
次から次へと疑問が湧いてくる。常識を超越した体験をしているのだからこれはしかたない。
「どういう事?」
「俺が向こうへ帰ったら、この世界から俺は消えてなくなるのかなと思って」
発つ鳥後を濁さずではないが、ただ帰るという訳にもいくまい。こちらの世界への影響があるなら、それも考えたうえで行動しなければならない。
「それは心配ないわ。あなたの意識があちらへ帰ったとしても、肉体はこちらに残るから、そしてあなたが帰った瞬間に意識も分離するから、こちらに残るあなたも同じ記憶を所持しているわ」
京子が具体的に回答してくれたおかげで、だいたいの事がわかってきた。
「しかしよく知ってるんだな」
「私も田村君と同じ事考えたから、神様を質問攻めにしたから」
京子は笑いながら言った。頭脳明晰な京子だけに、鋭い質問を連発して神様を困らせたに違いない。
「分離してこちらに残った俺は向こうに帰った俺の事を知ってるのかな?」
俺は少し気になった事を質問した。
「当然知ってるわ。意識本体は帰って分離して新たにこの世に現れたのが自分だとわかってるはずよ」
「じゃあ、もしこちらで誰か好きになった人がいて付き合ってたとして、その人も未来から来てたとして、意識の本体が帰ったとしたら、自分は分離した方だけど本体があなたと付き合ってたから、あなたと付き合ってあげると言われるのかな?」
俺は意識の分離の影響について具体的な例を挙げてみた。
「そうね。そうなると寂しい事になるかもね……でも、帰った後のこちらでの事を心配しすぎたら帰れなくなるわよ。帰った後はこっちはこっちで善処してくれというくらいに割り切った方がいいわ」
京子は難しそうな表情で答えた。意識が分離したところで本体でない代理がこちらに残る訳だから、表面上は影響はないかもしれないが、全ての面において影響は皆無という事はないのである。
「杉山さんはいつこちらに来たの? あと、21歳の時に帰るつもりなのかい?」
俺の事ばかりでなく、京子がどうするつもりなのか聞いてないので、京子の方針を質問してみた。
「私は田村君より一足先、3月26日に転生して来たので、私が先に帰るか残るか選ぶ事になるわね。帰るか残るかはまだ決めてないわ。こちらで一年間やってみて、帰りたくなったら帰るし、残りたくなったら残るつもりよ。帰りたい理由はあるけど、こちらで何とか出来そうなら残ってもいいと思ってるわ」
京子はまだどうするか決めてないようである。
「難しい話をしたら、ちょっと疲れちゃったな」
俺はベッドに腰掛けたまま背伸びをする格好をした。
「何か飲み物でもどうかしら?」
「何でもいいよ」
京子は台所に行き、二人分のコップに麦茶を注いで戻って来た。
「ありがとう」
俺は渡された麦茶を一気に飲み干した。
会話が途切れて、今、俺達がおかれている状況を整理しながら頭に入れて行く。改めて考えてみると、俺一人が小学生に戻っただけでも大変な事なのに、京子も同じ境遇だ。二人それぞれの世界が複雑に絡み合い、俺としてもどうなってるのかよくわからない。
考え過ぎても仕方ないので、俺は話題を変えてみた。
「杉山さんが21歳まで生きた時の世界では、俺はどんな感じだった?」
京子が11歳で自殺せず生きていた場合、京子の目に俺はどんな人間に映ったのか気になる。
「これは、言っていいのかわからないんだけど、同じ境遇の人間として全てを知っておいてほしいから言うんだけど……田村君、あなたと私は中学に入ってから付き合うようになったのよ」
京子が難しい表情になって言った。
「うひょー、そりゃいいねぇ」
京子が難しい表情である事に気付かず、俺はおどけてみせた。京子が自殺した世界では、俺は高校卒業までは彼女などいなかったから、別の世界で京子と付き合っていたと聞いて少し嬉しかった。
「中学、高校と同じ学校だったから、付き合いは続いたのよ。大学はあなたは東京に出て、私は大阪へ。遠距離恋愛として一応は続いていたけどね」
京子は懐かしい話をするかのように話した。
「この世界では俺とどうするつもり?」
これは気になる事なので、ちゃんと聞いておかなければならない。
「そんなのわからないわよ。あちらに帰るにせよ、こちらに残るにせよ、先の事はわからないわ」
京子は困惑したような感じで言った。
しかし、俺は気になる事があった。
「もし、今から俺達が恋人同士になったら、未来は確実に変わるよな?」
俺は元々は京子が11歳で自殺した世界から来たのだ。京子が生き続けたら未来は変わるのではないか? ましてや、京子と付き合うようになれば未来は変わり、元の世界には帰れなくなる事は確実である。
「まぁ、影響がどのくらいあるかにもよるけど、未来が変わる可能性は高いわね。ただ、最終的に帳尻を合わせて何とかなるかも知れないけど」
京子が慎重に言葉を選びながら言った。これは俺にとって重大な事である。元の世界に帰れるか帰れないかの瀬戸際だ。
「帰るために未来を変えないように何かする事があるかも知れないけど、その事が逆に未来を変える原因になりかねない。しかも、未来が変わる原因とか、些細な事で未来が変わる可能性もあるんだし、意識しすぎてもしかたない気がしてきた」
結局は、こちらの世界では、その時その時ベストだと思う事をして、結果はどうなるかは神のみぞ知るという事になるだろう。
「まぁ、考え過ぎず、一生懸命小学生をやるしかないかな」
俺はこうするしかないと考えていた。
「田村君、お腹空いたでしょ。晩ごはんにしない?」
京子が腰掛けていたベッドから立ち上がりながら言った。
「晩ごはん用意出来てるの?」
「仕事に行く前にお母さんが作ってくれてるから。今日は友達と夜まで一緒に宿題するからと言って、二人分頼んでおいたから田村君の分もあるわよ」
「じゃあ、ご馳走になろうかな」
俺は京子に続いて立ち上がった。台所にある冷蔵庫に二人分の晩ごはんが用意してあり、それを電子レンジで温めてテーブルに並べた。友達が来るからわざわざ用意したのかも知れないが、よく冷えたサラダにオムレツ、厚切りロースハムステーキ、串カツとなかなか豪華な晩ごはんである。
「さぁ、どうぞ」
京子が電子レンジで温めた料理をテーブルに並べていき、晩ごはんの準備は完了した。
「いただきます」
俺はわざわざ顔の前で合掌してから晩ごはんを食べ始めた。
京子の母親はなかなか料理が上手なようで、俺は美味しい料理に舌鼓を打った。
「ねぇ、田村君」
食後、京子の部屋に戻り俺は京子のベッドに座り、京子はベッドのそばにある勉強机の椅子に座っていた。
「何?」
「他人がいる場所では小学生でいなければならないけど、二人だけの時は互いに大人に戻らない? 年齢はあなたがだいぶ上だけどね」
京子が言う事はもっともである。俺も京子も中身は大人なのだ。小六なので、幼児のように振る舞う必要はないが、それでも小学生だと出来ない事も多くある。
それに、スマホもネットも無い時代である。俺は退屈する事も多かっただけに、京子も同じく退屈しているだろう。しかも、京子はもう三度目の小学生生活である。
「お互い、小学生生活でストレスも溜まるだろうから、言いたい事を言い合ったり出来るのはいいね」
俺は同じレベルで話せる人間がいれば助かるだろうと考えた。
「俺はちょっと考えてみたけど、もう元の世界には帰れないよな?」
俺は京子といろいろ話ながらずっと考えていた。未来を変えずに一年間暮らせれば元の世界に帰れるが、こちらに来た時点で京子は自殺しない世界だし、ここは俺の知ってる過去ではなかった。
つまり、こちらに来た当初に考えていた。俺がかつて経験した小学六年生の一年間を、そのまま再現すれば良いというわけにはいかなくなっている。
「スタートの時点で状況が違いすぎているからな。修正しようにも、どう手を付けたらいいかわからない」
俺は深いため息を吐いた。椅子に座っていた京子が俺の隣に移動して来た。
「田村君……」
京子が悲しげな視線を俺に向けた。俺は京子が俺の困難な状況を思いやり、俺に同情しているのだと考えていた。
「あぁ、別に杉山さんのせいじゃないから。まぁ、死んだ人間が元の世界に還るなんて、とんでもない事をやろうとしてるんだから、困難はつきものだろうな。安易に考えてた俺が浅はかだっただけさ」
京子の悲しげな視線を見たくなく、俺はわざと笑顔を作って虚勢を張った。
「………そうね」
京子は相変わらず表情が冴えない。
(湿っぽい話をしたのは失敗だったか……)
俺は心の中でどうやって京子を元気付けるか考えていた。何か場を和ませるジョークの一つでも思い付けば良いが、気の利いたジョークが思い浮かばない。
(少し荒っぽいけど、これしか思い付かない)
俺はジョークでは済まされないかもしれない行動に出ようとしていた。
「杉山さん」
俺は京子の方を向いて言った。
「何なの?」
京子は返事してから、俺をジッと見つめて、俺に話の続きを促した。
「さっき、二人だけの時は互いに大人でいようと言ったよね?」
「ええ、言ったけど」
京子は何を今更という感じで言った。
俺は京子の両肩に俺の両手を当てた。京子が俺が何をしようとしているのかわからず、体を強ばらせたのが俺の両手から伝わってきた。
「じゃあ、大人にしか出来ない事をやろうぜ」
俺は京子の両肩を押してベッドに倒した。そのまま、京子が逃げないように、両肩を押さえたまま、両手に力を入れてベッドに京子を押し付ける。京子は体をベッドに押し付けられたまま、ビックリしたような表情で俺を見つめていた。
俺はここで京子が抵抗すると思っていた。というか、抵抗してもらわなければ困る。京子が抵抗したところで、これは冗談だと言い、それだけ抵抗する元気があれば大丈夫だと言うつもりだった。
京子はベッドに体を押し付けられ、お手上げというポーズのような感じで両手を上げていた。
俺を見つめていた目を閉じてそのまま顔を横に背けた。
(マジかよ……)
俺は困ってしまった。京子は抵抗すると思っていたのだが、まさか目を閉じるとは思わなかった。
俺はどうすべきか迷った。
この状況で何もしなければ、それはそれで京子に恥をかかせる事になるかもしれない。
(キスくらいはしないといけないか……)
俺は唇は無理でも首筋くらいはいいだろうと思い。京子の両肩を押さえたまま、俺の体を京子の体に覆い被せようとした。
「バーカ!」
いよいよ、京子に覆い被さろうかという時になって、京子は突然に目を開き、意地悪そうな笑顔を浮かべながら俺の体を押し戻した。
「あっ、騙したな」
「いや、参ったわ。本気であなたが来るとは思わなかったわ。突然、ロリコンに目覚めちゃったのかな?」
京子は笑い転げそうになるのを必死に我慢しながら言った。
「あの状況であれ以外にどうしろと?」
俺は京子が元気になったので、自然に笑顔になっていた。
「まぁ、いいわ。私の体がこんな状態じゃなければ、あなたの相手をしてもいいんだけど。この体じゃね」
京子が苦笑いしながら言った。
「今もすごく魅力的だと思うがなぁ」
俺は正直な感想を言った。
「魅力的とかじゃなくて、あなた避妊の手段はちゃんとしてくれる? さすがに小学六年生で妊娠するのはマズいでしょ」
京子の説明に俺は納得してうなずいた。
「そういう意味か」
「まぁ、それ以外の事なら、私はオーケーだから」
「俺はロリコンじゃないから、願い下げ」
「さっき、私を抱こうとした人が何をおっしゃいますか?」
京子も軽口を叩くくらいの余裕が出てきたようだ。それから二人とも我慢出来なくなって大笑いしてしまった。
「あっ、もう9時前だよ」
俺は部屋の壁に掛けられていた時計を見て、母親に帰ると言っていた9時が近付いている事に気付いた。
「じゃ、俺は失礼するよ」
俺はベッドから立ち上がり、玄関に向かって歩きだした。
「気を付けて帰ってね」
京子が玄関で俺を見送りながら言った。
「じゃあ、また明日学校で」
俺は笑顔で京子に手を振りながら言った。
「うん、また明日」
京子も笑顔で手を振った。俺は玄関から外に出て、自転車に乗って帰宅した。
俺は帰宅するとすぐに風呂に入り、それから部屋に戻り部屋の電気を常夜灯に切り替えて布団に入った。
今日起きた事を頭の中で整理する。京子も未来から来ていたとは想定外だが、同じ境遇で、しかも、以前にも過去への転生を経験している京子がいるなら、俺としては心強い。
しかし、困った事になっているのも事実だ。過去に戻るにしても、戻った先が俺が経験した過去とは少し様子が違っている事だ。未来が変わらないように一年間生活しろと言われても、スタートの時点で俺が経験した過去とは違ってしまっているとなると、どう考えても未来は変わってしまうだろう。
(しかし、なんだって、あの神様はこんな無理ゲーを俺に与えたんだよ)
俺は心の中で神様に文句を言った。
一年間で状況を修正して、俺の知ってる未来にすればよいとも考えたが、それだと京子を自殺に追い込まなければならない。そんな事は出来るはずもないし、俺の気付かない場所で未来が変わってしまっている可能性もある。
俺がかつて経験した1986年において、杉山京子の死は最大の出来事だった。それが起きない世界で、どこをどう修正すればよいのか見当もつかなかった。
(俺としては、元の世界に帰れない可能性も視野に入れて行動しなくてはならないな)
帰れないとなると、このままこの世界に残るか死者の世界に行って暮らすしかないという。こちらに残るとなると、一年間限定ではなく、これから何十年も暮らすわけだから、いい加減な事は許されない。とにかく、一年間こちらで一生懸命生活するしかなさそうである。
こちらで暮らすにあたり、もっとこの世界について知りたい。また京子とゆっくり話せる時間を作ろうと考えた。
そんな事を考えているうちに、時間はどんどん過ぎて行った。やがて、睡魔に襲われた俺は思考も停止し、深い眠りに落ちて行った。
次回は英樹を自宅から見送った後の京子についてのお話で、京子視点となります
お楽しみに




