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弱王  作者: 畳たたむ
2/5


大きな木上私は死のうとしていた



誰にも見られたくなかった


誰にも知られたくなかった


何て言われるのか分かっていたから、悲しむ人がいるのかどうかも分かっていたから



生きていることも死ぬことすら恥ずかしかった



だから誰も見つからないような場所で私は死にたかった



田舎の山の奥の森深く誰も来ないようなところまで電車やバスを乗り継いで、ひたすら歩いてきた



死ねるぐらいに大きな木に足をかけたとき一瞬胃が嫌な音をたてたけど息をはきだして唇を噛み締めると迷いなく登った




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