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女子高生はオナラがくさい!  作者: COCO
第一章 未知との遭遇
3/5

#03 私はカナメ

「美保ちゃん、大丈夫~~」


自分を心配する声がする、あの妖精の声だ。

美保は少し眼を開けてみた。

白い天井が見える。

どうやらここは階段の踊り場のようである。


(ということは、助かったの?私?)

(頭から落ちたように思ったけど?)


「あたし階段から落ちて…」


「No,Problem。私が助けたわ。」


「でも、確かに頭から落ちて…?!」


その時、美保は驚いた。全く怪我らしきものがないのだ!


「あたしね、ちょっとだけ時間を巻き戻したの!それで、美保ちゃんが落ちる前に助けたのよ!」


「そんな!信じられないわ!時間を巻き戻すだなんて!」

「でも、怪我してないでしょ?」カナメが言い返す。

「うっ!」

確かに怪我はしていない。あれだけ派手に落ちたのに無傷はありえない。

「でも、だからって急にそんなこと信じれないわ!」

「う~~ん、そ~だよね~」悩むカナメ。

カナメ的には今回の件で、自分が妖精であることを信じてもらえると思っていたのだ。

だがかえって疑惑を深めてしまったようである。


「ならとりあえず、あたしが妖精であるかどうかは、今後確認するということで!」

本来ならそんなことは美保が決めることだが、さっさとカナメが結論を先延ばしにしてしまった。

「ちょっと、何勝手に話し進めてんのよ!」

「めんどくさいことは後、後!」引かないカナメ。

「大体、あんた何なのよ!なんであたしに絡んでくるのよ!」

「それはですね~~」


(ポン!)

クラッカーを取り出し、美保の前で鳴らすカナメ。


「おめでとうございます。あなたは初代人間界大使に選ばれました!」

「で、そのお世話係としてわたくしカナメが遣わされました。」

「というわけで、今後ともよろしくお願いしますw」


美保の意思など無関係にとりつくカナメであった。









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