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序章 獣臥

『森の奥へは行ってはいけないよ。』

『森の奥には人を食う狼がいるから。』

『夜よりも暗い森の奥で迷い人を待っているのだ。』

昔は寝る前によくそんな話をされて、震えながら母に抱きついたものだった。

今はもう信じていないが、森の奥へ行くことだけはなかった。

森は危険だから。

大人になればみんな知っている。

森の危険性。

あのお話はそれを理解できない子供が森へ行かないようにするためのものだったのだろう。

そう考える村人は生まれてくる子にその話をする。

『森の奥へは行ってはいけないよ。』

『森の奥には人を食う狼がいるから。』

『牙を研ぎ、爪を研ぎ、森の奥で迷い人を待っているのだ。』


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