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マメののんびり冒険記? いやいや、本当にのんびりと過ごしたいんだけど・・・  作者: 八葉門希


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040 ) からだをつくる



 キメラが居た部屋を抜けてからは、マメ達豆一行は順調だった。


 と言うのも、マメ達一行の周囲をヒューイが近衛として呼び出した100体ほどの兵士達が、次から次へと通路に湧いて出て来る魔物達を、物凄い勢いで駆逐して行くのだ、エル達は勿論、アカネの出番すら無い、まあ第90階層・第80階層・第70階層と、10階層ごとに居た中ボス達も段々と弱くなり、第50階層の中ボスとして出て来たブラックオーガなんて、アカネの剣の一閃で消滅してしまったのだった。


 そして第35階層を探索している時に、目的地であるセイフティーゾーンを発見することが出来た。



「これで一息つけるね♪」

「そうじゃな。

 妾はあのクッキーと、甘〜い紅茶を所望するぞ♪」

「はいはい、取り敢えず一旦休憩しようか? 僕ももう疲れた。」と言う事で、


 このセーフティゾーンに辿り着く迄にも、途中途中の階層で周囲をヒューイの近衛兵士為に固めさせて、マメはマイルームの中でしっかりと休憩を取って居たのだけれど、やはりセーフティーゾーンまで来れたと言う事で、マメの気が抜けたのだろう。


 身に付けていた装備を外し、着ていた服を脱ぎ散らかして、マメがそそくさとベッドに潜り込むと、サテラも着て居た服を全て脱いで裸になると、マメが寝ているベッドの中に潜り込んで来た。



「サテラも一緒に寝るの?」

「その様な寂しい事を言うな、ほらこっちへ来い『ギュ〜』ってしてやるから♪」とまたサテラの抱き枕にされるマメ、


まあある意味、サテラは約2000年もの間、1人で孤独な時間を過ごして来たのだ、そんなサテラが人肌の温もりを思い出したのだろうか?マメに甘えるのも仕方の無い事なのかも知れない。


 サテラがマメに対して仕切りに、


「妾はオヌシの『姉』じゃからのう。」とか、


「オヌシは妾の『弟』じゃから『姉』である妾には甘えても良いのじゃぞ?」と言うのも、サテラなりの恥隠しなのかも知れない。



まあ不思議な物で、マメの方もサテラに抱き枕にされる事も慣れてしまったのではあるが、



一応、エル達にもマイルームに入る許可出してはいたが、気を効かしてなのかどうかマイルームの中に入ってくる事はなかった。



それどころかアカネなんかはヒューイの近衛兵士達を何人か借りて、第35階層に出没する魔物達、特にミノタリウスが多く出没した様だが、そのミノタリウスを全滅させる勢いで狩って回った様で、マメが起きてマイルームから出て来た時には、セーフティーゾーンの一角には、ミノタリウスの魔石が山の様に積まれ、その横には高級霜降り肉を筆頭に、ミノタリウスからドロップしたであろうロース肉、ハラミにカルビ、タンにホルモン、Tボーンにリブロースと、高級食材が山の様に積まれていた。


 まあまミノタリウスからドロップする肉はマメも、サテラも好きなので、アカネを十分に褒めておいた。


 ついでに魔石の山も半分ぐらいなら自由に吸収させてやった。



「さて、そろそろ骸骨さんのボディーを作らないとね!」と言う事で、


マメは空間収納の中から骸骨さんが2000年もの間使っていたと言う棺を取り出し、錬金術で素材に一度分解して、各素材に再構築し始めた。



 ただマメには骸骨さんの体を作るのに、ちょっとした不安があった。


 と言うのも、骸骨さんが元女性だと言う事なので、骨の体だけでは可哀想だと思い、アカネと同じ様なドール型しようか?と言う考えが有ったのだが、果たして彼女はそれを受け入れてくれるかどうか?が不安だったのだが、それを骸骨さんに提案した時に、


「基本となる骨の骨格さえ作って貰えたら、後は自分で体を構築する事が出来ますので、心配しなくても大丈夫ですよ♪」との事だったので、以前、マメのマイルームに召喚したスケルトンにマーキングして居た事を思い出したので、再びマイルームに戻ってスケルトンを呼び出してみた。


 まあダンジョンの改変でスケルトンが呼び出せるかはちょっと心配だったけど、スケルトンは無事に呼び出せた。



 しかもこのスケルトン、マメの従魔になっていて、いつでもお気軽に呼び出しが出来る様だ、なんかマメには沢山の従魔が出来そうで怖い。

 


 このスケルトン、以前に呼び出したと言うより、マイルームに招き入れた時よりも多少感情が出せる様になっており、しかも仕草が女性ぽかったりする。


 マメがスケルトンさんの骨格の作りをまじまじと観察している最中、もじもじと恥ずかしそうに動くのだ。


 しかもマメが手の関節など複雑な構造を観察している時には、骨だけなのに、頬をぽっと赤らめている様な気までする。


 一体どういう事だろうか?と思いながらもスケルトさんのおかげで、骸骨さんの大体の骨格が出来上がったが、その最中にもサテラの指摘は入るわ、骸骨さんの指摘は入るわ、最終的にはスケルトさんもあだこうだと身振り手振りで色々と示して来る始末、


 この時マメは『女性の注文を聞くのは結構大変なんだな』と思った。



 サテラ曰く『8頭身の体型が理想的』だと言う事で、マメが骸骨さんの頭部を基準にして骨格を作っている最中でも、足の長さなんて上半身より少し長い位の割合だったのに、それ以上に長い割合に変更させられたし、サテラには骸骨さんの骨格を作っている最中なんだかんだと色々と指示出しされてしまった。



 スケルトンさんのおかげで骸骨さんの骨格が出来上がると、骸骨さんが、


《ありがとうご主人、やっと自由に動ける体が出来ると思うと嬉しいわね♪ 所でお願いがあるんだけど、第50階層に出て来た中ボスのブラックオーガを一体、生きたまま連れて来て欲しいのだけれど頼めないかな?》

「多分、連れて来る事は可能だとは思うけど、それ以前に中ボスを勝手に連れて来ても大丈夫なの?」

《後任のダンジョンボスのクールさんに確認してみて下さいな♪》と言う事なので、早速、クールさんに教えて貰った様に小指に嵌めた指輪に魔力を込めると、


《何か用事かいマメちゃん》と早速目の前にゲート魔法で出来た出入り口からクールさんが顔を出した。

 



《あ〜なるほど、先代さんは肉の有る体を作りたい訳ですね? 判りました。

 では私がここに50階層に居るブラックオーガを呼び出してあげますよ!その代わり、私にも先代さんが人化する際の様子を見学させて下さいね》と言う事で、マイルームから第35階層のセーフティゾーンに出ると、クールさんは早速ブラックオーガを呼び出した。



 訳も判らず突然呼び出されたブラックオーガは、目の前に居るマメに襲い掛かろとして体を硬直させた。



 まあそうだろう。



 一見貧弱に見える子供のマメだけなら、ブラックオーガには考える間も無く瞬殺対象だ、しかし、何故か?その瞬間対象の子供の隣にはダンジョンボスが禍々し魔力を放ちながら立って居るし、その背後には遥かに自分よりも強者だと判る存在も立ち並んでいるのだ、動ける訳が無い。



《先代さん、このブラックオーガなんかはどうでしょうか?》

《ありがとうございます。

 では今から錬金術と再生魔法の混合魔法を使わせてもらいます。》


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