033 ) くびだいじょうぶ
すみません、今日はかなり短いです・・・汗
「なんじゃ、少ししんみりとした話になったの。
朝は陽気にいかんとな、良い食休みになっただろう。そろそろ出かけようとしようぞ。」
「サテラも本当に一緒に行くの?」
「ああ、妾も久しぶりに友に会いに行きたくての。」
「そうなんだ。
じゃあ途中まで一緒に行こうか?」
「そうじゃの。」とマメ達一行はサテラが居た部屋を出て、昨日の続き、第19階層の探索を開始した。
途中、何度も曲がりくねった通路を曲がり歩いていくと、
騎士の格好をしたスケルトン達が湧いて出たが、約束通りサテラが手を出す事はなかった。
スケルトン騎士達はどうもサテラを怖がっている様なので、スケルトン騎士と出会った際にはサテラにマメ達から少し距離を置いてもらっていた。
そんなこんなで半日ぐらいこの第19階層を歩いたと思うが、やがて立派な両開きの扉の前でサテラが立ち止まり、
「さてオヌシらよ、此処が19階層のボス部屋じゃ、ここのボスを退治出来れば下の階層へと続く階段が出て来る。
妾は此処も顔パスじゃから先に行くとしようかの。
妾がこの扉の向こうにの中に入ったら、暫し待ってから入って来るが良いぞ。」と言い終えてサテラは扉の向こうに消えて行く、
サセラが言ってた様に、サテラが扉の向こうに消えて暫く経ってからマメ達は扉の中に入ったが、そこで待ち構えていたのは、装甲を纏った馬に乗り、自分の頭を小脇に抱えたスケルトン騎士だった。
おまけにスケルトン騎士に従属するように、20体以上ものスケルトン騎士達が整列して、マメ達が入って来るのを待っていた。
馬に乗ったスケルトン騎士が、マメ達が部屋に入って来たのを確認すると、腰の剣をゆっくりと引き抜き高く掲げると、配下のスケルトン騎士達に指示を出すかのごとくその剣を鋭く振り下ろした。
その指示を受けて、スケルトン騎士たちが一斉にマメ達に襲い掛かって来る。
一斉に襲い掛かって来るスケルトン騎士をエルとアカネが向かい打つ。
マメはエルの中に入っているだけなんだけど、取り敢えず目の前のスケルトン騎士にヒールを掛けてみたが、この部屋のスケルトン騎士達はレベルが高いのであろうか?普通のヒール程度では怯む事は無かった。
「じゃあ仕方ない、ハイヒール!」とマメがハイヒールを掛けると、エルに群がっていたスケルトン騎士達の勢いが落ちる。
それに合わせてスケルトン騎士達をシールドバッシュで跳ね退けると、エルは巧みに一対一になる形を作りながら戦う。
一方アカネはエルから借りているシールドを巧み使い、相手の衝撃を反らせて、その隙を突いて相手の鎧の隙間に細身の両手剣を差し込んでバラバラにしていく。
アカネはアールの戦い方をそのまま受け継いでいる様だが、アールの戦い方がそれだけ凄いと言う事なのだろう。
実際にアールやエルのレベルがどれだけの物なのかは知らないが、戦い方を見る限りではかなりの高レベルな騎士だったんだろうと言う事はわかる。
20体程居たスケルトン騎士達も全員駆逐され、残るは馬に乗って自分の頭を小脇に抱えているスケルトン騎士だけだったが、そこでスケルトン騎士から声が掛かる。
《そこな重騎士よ、我はサテラ殿から聞き及んでおるぞ、お主、その鎧の内に子供を抱えておるのだろう。
我は子供には危害を加えぬゆえ、オヌシから子供を出してやれ、そう我はオヌシとの一騎打ちを所望する。》と朗々としたスケルトン騎士の呼び掛けにエルは頷くと自分の胸部装甲を外してマメを外に出した。
そこでマメが自分の首を小脇に抱えるスケルトン騎士に声を掛けた。
「ねぇ騎士さん、ちょっと良いですか?」
《何用だ子供よ》
「もしかして首が取れちゃったの?」
《大昔にな、だからそれ以来、我はこの格好で戦っておる。》
「鎧の首の部分が壊れただけなら、僕が治せるよ? 僕、錬金術のスキルを持ってるから、」
《いや大丈夫だ、もう長くこの格好で戦っているからな、心配無用だ。》




