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マメののんびり冒険記? いやいや、本当にのんびりと過ごしたいんだけど・・・  作者: 八葉門希


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025 ) そーせーじをたべた

昨日投稿出来なかった分、今夜にもまた投稿を予定してます。



 マメが剣鉈の手入れを終わらせて、アウグストさんから言われたように空間収納からビスケットと水を取り出して食べていると。


「マーク君これ食べてみて♪」とシュリさんが1本のソーセージをマメの口の中に突っ込んできた。


シュリさんがマメの口に突っ込んだソーセージは、シュリさんが言うようにジューシーなプリっとした食感が心地よく、口の中にジワ〜っと広がる肉汁をゴクリと飲み込みと、


「シュリさん、本当に美味しいです! このソーセージって、お店で売ってるんですか?」

「これうちの店の人気商品なんだ。

 朝一番、お店が空いた直後に大量に買って行く貴族家の料理人がいるくらいだから、お昼前には売り切れちゃうんだよ♪ 私なんて子供の頃から食べてるけど、全く飽きが来ないいんだよ〜 美味しいでしょ〜♪」と大きな口を開けてカプリとソーセージを齧り付く。


 実はマメも良くシュリさん家のソーセージは割とよく買いに行く方である。


 と言うのも、鍋に入れてボイルして食べてもおいしいし、王門の外に薬草採取に出掛けた時なんかは、お昼の食事の定番として、小さなスキレットにウィンナーを2本並べて焼いて、黒パンと一緒に食べるのが好きだったする。


 そんなこんなでシュリさんと『どう食べたら1番おいしいか?』って言う話になった。


「僕は、一度ボイルしたやつを、スキレットに入れてもう一度焼いて食べるのが好き♪」

「あら私はシチューの中に入れるのも好きよ♪」と話をしていると。


 横からシュリさんのお父さんであるダンさんが、


「何を言う! 1番美味いのはな、まあお子様には分かんないだろうが、これにマスタードをたっぷりとつけて食べてみろ。 美味いぜ〜♪ 後は野菜と一緒に炒めて食べるのもお勧めたぜ!」と美味しい食べ方を教えてくれる。


 因みに、アウグストさんは、酒のつまみとして良く食べられているサラミの方が好きだそうだ。



「さてそろそろ盃の中の酒もなくなりそうだな。 みんな準備は良いか? ここで一つ考えないといけないことがある。『いかにしてあの転移門の所まで、皆が無事に辿り着くか?』と言う事だが、第13階層の時と違って、今だに『何処からあのスケルトン達が湧いて来ているのか?』だが、俺が見る限りスケルトン達が入って来そうな出入り口はない様だ、この部屋で確認出来る出入り口は、俺達が入って来た入口ぐらいだからな、そこからスケルトン達が入って来ている様子は無い。では、ならばスケルトン達は何処か湧いて来ているのかを知る為にも、マーク君、あの第13階層の大広間でやったエリアヒールをもう一度試して欲しいのだが、マーク君どうだろうか?」

「分りました。」

「で次に、マーク君がエリアヒールを掛けてた後、この部屋に居るスケルトン達が灰と化して消えたとしよう。 そして再び大量のスケルトン達が湧いて出て来るまでの間に、全員が安全に、あの転移門まで辿り着けるか?と言う問題だ、そこで問題なのが、全員が無事に辿り着けたとして、転移門が発動する迄に数秒間のタイムラグがあるが、そのタイムラグも少々問題だな。

 先ずは、何処からスケルトンが湧いて出て来るか? そして湧いて出て来るスピード?と言う事の2点だな、」

「そうですね、スケルトンが出て来るのが1カ所だけなら良いんですけど、どうも見た感じ。1カ所から集中して出てきてる様な気もしないんで、何箇所かスケルトンたちが湧いて出てくるポイントがあるんじゃないかとは思うんですが、」

「そうだな、ちょっとそこら辺もマーク君がエリアヒールを掛けてくれたときに、全員で確認しよう。」

「それじゃあ、まだ盃に酒が残ってて余裕があるうちに、早速頼めるかいマーク君?」

「はい分かりました。 エリアヒール!」



 マメが部屋全体にエリアヒールを掛けると、スケルトン達が一瞬硬直した様に動きが止まったかと思うと、次々と灰になって崩れ去っていった。


 後にはスケルトン達の魔石だけがその場に転がっており、地面に転がっている魔石の数を見ると、先程まで居たスケルトンを全員で大量に討伐したと言う事もあるが、床一面に赤い絨毯の様に赤い魔石が散らばっていた。


 その赤い絨毯の様に魔石が散らばった床に、数箇所の黒いシミが出来たと思ったら、魔法陣が生成され、再びスケルトン達がその魔法陣から這い出して来る。


 しかも魔法陣の数は徐々に増えて行き、赤い魔石が散らばる床の上には、等間隔に並んだ魔法陣が沢山見て取れた。



「おいおい、あんなに沢山のスケルトンが湧いて来ているのかよ。」とダンさんが思わず声を漏らしている横で、娘のシュリさんとガザンさんも無言で頷いてる。



 それもそうだ、一つの魔法陣からスケルトンが這い出して来るならまだしも、スケルトンが這い出して来る魔法陣は一つだけでは無く、床一面に展開された多数の魔法陣から、一斉に2〜30体のスケルトン達が這い出して来るのだ、それを目の当たりにしてげんなりしているのも仕方がない事だ、


「これじゃあ、俺達が頑張ってスケルトン達を退治しても、全然スケルトン達の数が減らないハズだよな〜」とダンさんがこぼすと、アウグストさんも静かに頷いてる。


 アウグストとダンは、彼達が以前にパーティーを組んでいたメンバー達と潜った『とあるダンジョン』の事を思い出してしまい、声には出さなかったが、密かに身震いしていた。


 声に出してしまうと、本当に現実となって彼等に襲い掛かって来そうで怖かったのだ、しかもあの時は現実になってしまった。



アウグストなどは、あの体験以降、不気味な事や悪い事が起きそうな時は、絶対に口に出して言わない様にしている。



アウグストは黙ってダンと頷き合うと、


「さて皆は気付いただろうか? マー君がエリアヒールでスケルトンの群れを一掃した後、再び魔方陣が生成されてスケルトンが出て来るまでに『8カウント』あった。

 ただ問題は、この『8カウント』の間に全員が転移門の所に辿り着き、転移門を起動させて地上に転移できるか?と言う所だな。」

「ああ『8カウント』か〜 少し厳しいなぁ。」

「まあ僕は楽勝ですけど、」

「私も大丈夫大丈夫だと思うわ!」とガザンとシュリが答えて、マメは無言で頷いてる。


 そして皆んなの視線は、自然と大きなお腹を抱えたソーセージ屋のダンさんに視線が向く。



「ああ、そんな事今更言われなくても分かっていますよ! 『8カウント』の間ぐらい俺も死ぬ気で全速疾走するさ!」

「でもこれだけ地面に魔石が散らばっている状態で、ダン、お前本当に全速力で走れるか?」

「当たり前だ、全力疾走なんて楽勝さ! これでも元Bランク冒険者だぜ?」

「ああ分かった。 次にマーク君、残りの魔力はどんな感じだい? 万が一、君がエリアヒールを掛けたせいで魔力不足を起こして、倒れてしまったら目も当てられない事態になるからな、」

「多分ですが、今、回復薬を飲んでいるので、如何にかなりそうだとは思うんですけど・・・ 

 提案があるんですけど、僕がエルの中に入ってエリアヒールを掛けたらどうかなと思うんですが?」

「そんな事が出来るの?」

「はい、実はエルは元はリビングアーマーと言う魔物なので、あの鎧の中身は空洞なんです。

 なので、僕1人が入るぐらいなら全く問題は無いはずです。」



 まあ実際には『以前イリスがエルの中に入って問題無かった訳だしな!』と言う事で、  


「僕はエルを呼んで、エルの中に入ろうと思います。 それに万が一、魔力切れを起こして倒れても、エルの中に居る以上はスケルトン達も僕には指一本すら手出しする事も出来ないと思いますし、」


 それにマメの頭には腹案も有った。




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