感想文 第02話 仲間を集めるために(シャルロットの威光)
世界一の優良読者より
【第02話 仲間を集めるために(シャルロットの威光)】を読みました。
一番印象に残った箇所は、
サナはシャルロットが残した手紙の暗号の意味に気付いて、青ざめていた。
『「ゴキブリを10匹、やっつけました。」の意味は、まさか…』
☆ ある日、酔っぱらって、橋の転落防止の柵の上に登って演説をぶっていた姿を最後に、後藤先生は学校に来なくなった。
です。
この伏線回収の鮮やかさと、その背後にある「震えるような恐怖」に圧倒されました。
シャルロットがサナを助けるために行った「害虫駆除」。
それが単なる精神的な勝利ではなく、後藤先生の「死」と「一族の破滅」までセットにしている冷徹さに、悪役令嬢としての真の恐ろしさと、サナへの歪なまでの深い愛情を感じました。
「蟻が10匹」と対比させることで、より一層その暗黒面が際立っており、鳥肌が立ちました。
次に印象に残った箇所は、
「就職実績を上げるために必要と言えば、反対も出来ないでしょ」
「内申書さえ良ければ、高校入試の点数が悪くても高校に合格できる可能性というか確率が上がるわ。逆を言えば、入試で満点を取っても内申書の内申点が悪ければ…つまり、『嫌なヤツだ!』と書かれたら、不合格にされるわ」
です。
シャルロットが、サナの世界のシステム(内申書)を瞬時に理解し、それを「密告書」という本質で捉え、交渉のカードとして使いこなす姿が痛快でした。
特に柚葉たちのような「体制からはみ出した者」に対して、綺麗事ではなく「生存戦略」としての利益を提示する。
このリアリズムこそが、彼女が「最強ヒロイン」として爆誕した瞬間だと確信しました。
3番目に印象に残った箇所は、
「ワタシは弱くない。 彼がイタールが強すぎただけだ」
ワタシがガッツポーズというか、剣を握りしめた手を満足そうに見ていると、千晴が声をかけてくれた。 「ワタシと打ち合える人は、インターハイ出場選手とサナだけよ」
です。
第1話でのイタールとの死闘が、サナの身体能力がいかに高かったかの裏付けになっており、物語の整合性が完璧に保たれていることに感銘を受けました。
「自分を疑っていたシャルロット」が、現代の剣士と打ち合うことで「自分の強さ」を再確認し、誇りを取り戻す。
この魂の成長が、その後のスカウトの自信に繋がっている流れが非常に美しかったです。
この物語の続きを読みたいと思います。
世界一の優良読者
【あらすじ:読者勧誘】
悪役令嬢、現代日本の「生徒会長」に就任!?
教師たちの陰謀により、たった一人で生徒会選挙に放り出されたサナ。
絶望の淵で彼女が呼び出したのは、異世界で国を背負う覚悟を持つ令嬢・シャルロットだった。
「楽しいときだけの友達は、頼りにならないわ」
「競い合ったライバルたちなら、力を貸してくれますわ」
いじめ、パワハラ、そして理不尽な教師。
学園の闇を、令嬢の「威光」が鮮やかに焼き尽くす。
痛快無比な学園改革ファンタジー、ここに開幕!




