レベル上げ
なんだかんだ、朝からあんな騒ぎがあったもんで疲れた。
ただ、風呂に入ってはいけない気がする。
なんとなくだが。
「魔王様。仕事しなくていいのですか?」
「あぁー。仕事ね?仕事かぁ。」
「もしかして、やりたくないとかですか?」
「うーん。まぁ、そゆこと。」
「では、私のレベル上げに行きませんか?」
「人間狩り?」
「はい!」
「まぁ、別にいいけど。」
確かこの前のアイナ平原の時に俺が倒したんだけど確か経験値がライラにもナイアにも入ったんだよな。
「あれ?今何レベルだっけ?」
「17レベルですね。」
「了解!じゃあ行くか。」
「ナイア様も誘って来ますね。」
「ありがとう。」
こうして、レベル上げを行くことになったのだ。
まぁ、仕事も一緒に出来そうだからいいけど
「ということで俺の仕事上、森に居る人間の駆除+言う事を聞かないドラゴンに会いに行くということになったのだが。」
「おぉ、ドラゴンとな!久しぶりじゃ!ドラゴンと会うのは!」
1名興奮してますが、
「先にレベル上げだからな?それと、この森には高レベル冒険者が集まるらしいから、ナイアとライラはペアで行動してくれ」
「了解です。」
「了解じゃ!ソナタはどうするのじゃ?」
「俺は仕事上、個人行動で行くつもりかな。」
「後で絶対合流しようぞ!」
「あぁ、はいはい。」
「絶対ですよ?」
「分かったよ。」
まあ、今回の俺の仕事は人間共が良く狩る魔物達を調べること。
これが分かると、その種族の魔物達を保護できるという仕組みだ。
そしてモンスターを守ってというのを繰り返す。
ただそれだけだ。
ん?後ろで爆発音が?空を飛んで確認すると
爆発音の真下にいたのはライラだった。
ん?ライラ?
ナイアじゃなくてライラ!?
「あ!魔王様ー!レベルが30になりましたー!」
30!?
早くないか?
俺は魔王という立場なため、レベルはないが、30!?
どんだけ早いんだ。
まあまあ、仕事をどんどんこなしていって、やっと終わったとき、
「仕事、終わったか!?」
「終わったよ。」
「じゃあ、ドラゴンか?ドラゴンじゃな!行こうぞ!」
「おぉ、ちょっと待て。まだだよ。調査結果だけ魔王城に輸送しないと。」
「あ、魔王様!私、38レベルになりました!」
人間を狩っていたライラはふとこっちに顔を向けて言った。
「よし!あっちに届いたかな?ドラゴンの所行くか!」
「行くぞ!楽しみじゃ。」
「はい!私も楽しみです!」
ドラゴンは山の上にいるらしい。
飛んで行ってもいいんだけど、"飛行"というのは上位スキルだからライラが使えないんだよなぁ。
やっぱり歩くしかないか。
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