掃除?
相変わらずミレアの居場所は分からない。
「ハルマ。誰か来ておるぞ?」
「あんのぅ。すみませんぅ?」
俺の背中に嫌な汗が流れる。
「ど、どなたですか?」
「あ、あぁ。申し遅れましたぅ。私、ユーマと申しますぅ。」
昔、感じた気配にそっくりだ。
いや、同じだな。
誰だ。
「なんの用で?」
相手に探っていることを悟らせない。
逃げる可能性があるからだ。
「掃除を依頼されたのでぅ。」
依頼なんかしてないぞ。
もしかしたら誰かがしたのかもしれないが、
俺は近くのナイアに目を合わせ、依頼した人が居るかを探してもらう。
こいつは誰だ。
うかつに城に入れると誰かが怪我する。
それくらい危険な気がする。
「早く入れてくださいぅ。」
「こちらの庭で良ければお座りください。」
椅子に座らせると
あ!
思い出した。
こいつはミレアパーティーのルルンナだ。
暗殺や、スパイを得意をしているプロだ。
どうするか。
俺はスキルを使い全員に通達する
〚警戒しろ。〛
「あ、すみません。掃除ですよね。こっちの方を掃除して欲しくて」
「分かりましたぅ。」
俺はやつを誘導して、地下に連れていく。
「"結界設置"」
「どういうことですかぅ?」
「フフッ。バレてるよ。なぁ?暗殺者。ルルンナさん?」
「はぁ?バレてたの!?ミレア様の依頼を達成出来ないじゃない。」
演技をやめたか。
「知らんな。……ちょうどいい。ミレアの居場所を吐いてもらおうか。」
「いや!それは、私を倒してからいいなさい!」
戦闘……か。
ルルンナ。
パーティーメンバーでも上位の1人だ。
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