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伝神説スキル

「ハルマ。じゃあね。"超裂(ちょうれつ)"」


炎裂倍火(フレイアファイアー)。」


「ハルマ。その技は!」


みんなが驚いた顔を見せるがそれもそのはず。


この技は上位スキルを超えた"伝神説スキル"なのだから。


これをもろにくらったルマードだったが


「な、何だ?……いや、なんにも起こらないみたいだなぁ。伝神説スキルもここまで……うわあぁぁ!」


「油断していたようだな。その技は内部からの爆破が起きるんだよ。ライラを刺して、各地で同時爆破テロを起こしたお前の末路にはお似合いだよ。」


「な、何…を無能ハルマの癖に!俺が…上……なんだよ!」


「その状態で何を言っているんだよ。終わりだよ。」


俺が指を鳴らすと


""ボンッ!"


とルマードが爆ぜた。


「ライラ!大丈夫か!」


「魔王…様。大丈夫…ですよ……、」


そこには気を取り戻したてであろうライラがいて、きちんと処置が施されていた。


「良かった。良かった!」


「ふふっ…。魔王…様に心配される……ということ…がどれほど嬉し…いものか。」


「そうか。俺だって心配くらいする。ただ、良かった。」


「ありがと…うござい……ます。」


「じゃあ、帰るか。」


俺は街を復元してから魔王城に帰ることにした。


帰ってから俺はベッドで寝ているライラを見る。


応急処置をされたとはいえ、まだ、傷口が塞がっているわけではない。


「なぁ。治療師。どれくらいで動けるようになるんだ?」


「そうですね……。少なくとも1ヶ月はかかるかと。」


「そうか……。」


このライラの傷は俺の落ち度だ。


引っかかってしまった俺が悪い。


「大丈夫…です……よ。」


「…あぁ。ライラ起きていたのか。」


「表情的に読み取ってしまいました。魔王様のせいではありません。私が弱かったせいですから。気にしないでください。」


「すまん。変に気を使わせてしまったな。ただ、多少なりとも俺にも責任がある。それはごめんな。」


「ふふっ。私はこんなに幸せになっていいんでしょうか?昔じゃ考えられないことですね。」


「あぁ。おれも昔はこんなことになると思わなかったさ。」


俺とライラは境遇が似ていたということで話が盛り上がった。


「……っとそろそろこんな時間か。じゃあ、俺は仕事をしてくるから安静にするように。」


「はい。」



もっと強くならなければ。


そう思いながら部屋を後にしたのだった。

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