ダンジョン
今回も仕事…….なのだが…。
今回はミレアパーティーの誰かが居るという話だ。
ミレアパーティーは俺をもちろん抜くが、10人居る。
そのうちの1人か。
全員、好戦的なんだよなぁ。
まあ、念には念をということでいつものメンバーを連れて来たのだが
「魔王様。このダンジョンでよろしいのですか?」
「あぁ、間違いない。」
目の前にそびえたつのはビルだな。
「ねぇねぇ、この建物の上から凄い強い感じの気配がするよー?」
この建物で間違いないようだ。
「妾が飛んで確認してこようぞ。」
とナイアが飛ぼうとするが
「ぬ!?……どうやらこの建物付近では飛べないようじゃ。」
ショートカット不可か。
うん。無理して飛ぼうとすると体が壊れるな。
大人しく入るしかないか
入ると中が入り組んでいて、いたるところに冒険者が居るようだった。
めんどくさいくらいに冒険者がいる。
「光雷」
雷を頭上に降らした。
あれ?一瞬で死んだ?
「魔王様。このタワーは上の階に行くにつれて冒険者が強くなっています。」
なぜに?
いや、強いやつを固めたらいいんじゃないか?
もしかして俺たちの実力を測ろうとしているのか。
「はぁ。めんどくさい。早くいくぞ。」
「2階も弱そうな奴ばかりじゃな。」
「そうだな。剣の構え方がおかしい奴ばかりだ。」
「魔王様。私がしてもいいですか。」
槍の練習にはピッタリだろう。
「あぁ。練習がてらに行ってこい。」
「はい。」
ライラが今、何日も修行して習得できた槍スキルはただ1つ。
「槍炎火龍!」
ライラは冒険者を串刺しにしてそのまま炎の龍で他の敵を噛み殺したのだが、
「ライラ、甘いぞ。もう少し斜め上に打たないと龍が下の方に下がって行っただろう?」
「……はい。そうですね。もう少し改善してみます。」
ちょっとしょんぼりさせてしまったが、ここで踏ん張らないとライラの能力が上がらない。
「ハルマくん。ここは気配的に5階建てみたい!」
「おぉ、お前は元気だなぁ。ありがとう。」
「うん!元気!」
「なんじゃなんじゃ。賑やかじゃのう。」
次は3階?
なげーな。
5階に誰かがいるんだよな?
なげー。
「おいハルマ。次は妾がやる。暇じゃ。」
「あぁ、暇つぶしですか…。」
「じゃあ、その次私ねー!」
「あぁ、いいぞ。ハルマくん好きー!」
「あぁ。はいはい。」
ペットに懐かれているのか。
ナイアがこっちに嫉妬の目を向けてきているが、目線が俺じゃないような…。
まぁいい。全体を見ているのだろう。
ナイアはドラゴンが好きだからな。
嫉妬されてもおかしくない。
こんな調子で俺たちは上がって行くのだった。
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