修行
ある仕事終わりのこと。
「魔王様!ぜひ、私に稽古を!」
うーん。今は暇だし、まぁいいか?
「やるか。」
ライラは嬉しそうにしているのだが、ライラは今後どうやって戦っていきたいのかが分からないんだよなぁ。
俺たちが中庭に着くとナイアとナハイラが組み手をしていた。
ただ、空中戦なんだよな。
飛べるから。
実力は2人とも同じくらいだ。
そういえば昨日、ナイアが言ってたな。
「今、ナハイラとの組み手が98勝97敗なんじゃ!今、妾が勝っているんじゃ!明日が楽しみなんじゃ!!」
で、ナイアの99勝をかけ、ナハイラは同点に追いつくための戦いをしているのか。
まぁ、そんなことよりライラの稽古だ。
地上は空いてるから問題なく使えるな。
「ライラに1つ問いたいのだが、ライラは今後どのようにして戦っていきたい?」
「どのようにとは?」
「この世界には素手で戦うものや、剣で戦う者。槍で戦う者や弓を使う者。色々な戦い方がある。この中でどれを使いたい。」
この辺りをはっきりさせておかねば後々困ることになるだろう。
「槍。槍がいいです。」
意外だ。
ただ、
「ライラ。ライラには槍を扱うセンスがあまりないということが分かる。それはライラにも分かるはずだ。それでもいいのか?」
ライラはコクリと頷いた。
「分かった。これを授けよう。」
俺が取り出したのは黒槍レクトピア。
さっきの仕事のときに押収した物だが、まぁ、いいだろう。
それを渡す。
俺の仕事が1つできたな。
ライラの槍の能力を上げること。
槍のスキルを解放させること。
「では、ライラ。俺に打ち込んでこい。」
俺は氷の槍を作って相手をする。
「うーん。」
しばらく打ち込んで貰った
「正直に言うとレベルが上がってきているからレベルのゴリ押しは出来ると思う。
だが、垂直に槍を刺す力がないな。」
「なるほど。」
「だから筋トレなどしか解決策はないが、後は」
と指摘を続ける。
「なるほど。参考になりました。」
「あぁ、また時間があるときは稽古をつけよう。」
ん?なんか、降ってきてないか?
ナイア!?
そうだ、空中戦をしていたんだ!
やべぇ。気を失っている。
俺は咄嗟にスキル"飛行"を使い、ナイアを受け止めたのだが、
受け止め、地に降りた瞬間。ナイアが気を取り戻した。
「ナイア、大丈夫か?」
「キ、」
「キ?」
「キャアァァァァァァァ!」
思いっきり蹴りを食らった。
だいぶ痛い。
悪魔。恐るべし。
「魔王様。成長しましたね。」
何が?
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