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依頼

あ、仕事がものすごく溜まってる。


この仕事量を1人でするのは相当難しいと思うのだが、そろそろライラを使うべきか?


魔王補佐としてしてもらうべきだと思うんだが、幼い少女にこんなにも多い仕事をさせるのは心苦しい。


はぁ。やるしかないか。


簡単な仕事を選ぼう。


ということで今日は魔王城城下町に来た。


この城下町には主にエルフとドワーフが住んでいる。


昔はエルフとドワーフは仲が悪かったみたいだが、今は仲がいいくらいである。


まぁ、なんで城下町に来たのかというとやっぱり仕事なんだよなぁ。


「魔王様。今回の仕事はなんですか?」


「今回の仕事は犬を探すということらしい。」


「なんじゃ?犬を探すのか?そんな簡単な仕事がなんで魔王に来るんじゃ?」


「いや、それが分からないんだよ。まぁ、依頼人の所に行くか。」


「犬。犬ですか。」


犬ということに疑問を持ちつつも依頼人の所に訪ねると


「あの、犬を探して欲しくて…。」


「犬?犬ってあの犬だよな?」


「はい。そうなんです。人間の街、アラフア街に紛れ込んでしまって。」


「ふむ。どうにかしようではないか。」


この依頼人、何かがおかしい気がするが、気の所為か?


それに、何故俺なのかが気になるな。


そのようなことはモンスターギルドに依頼できるはずだ。


「1つ聞いてもいいか?」


「はい。」


「何故、モンスターギルドではなく魔王である俺なんだ?」


「モンスターギルドは依頼の受付を断られたのですよ。」


断られた……?


基本、モンスターギルドは随時受付OKで断ると言う事はほとんどないはず。


ましてや、犬探しで断られるか?


まあ、人間の街ということがあって難易度が高くなったのか?


まあ、大丈夫だろう。


簡単そうだと思って選んだのに、少しめんどくさそうだ。


人間の街、アラフア街か。あの街は少し遠いな。


そして最近できた街でテレポートが使えない街だったか?


ただ、ナイアのドラゴンを使えばライラも飛んでいけるだろう。


徒歩という訳ではない。


行くしかないか。



この時、俺はあんなに大変なことが起こるとは考えてもなかった。

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