コーネリの闇魔法
「コーネリさん。君をこのままにしておくわけにはいかない」
「ノーズさん。まさかクレアを庇うの?」
クレアを庇う?は!そんなことはないね。俺はコーネリさんがあんなやつのために手を汚す必要はないと思っているだけさ。
「コーネリさん。あんなやつのために君が手を汚す必要はないよ。俺がクレアを叩きのめすから。コーネリさんは休むといいよ。しばらくね」
俺がコーネリに言うとコーネリは俺に手を向けて
「それはこちらのセリフだよ。ノーズさん。私が手を汚すから君はもう大人しくしているといいよ」
コーネリさんが闇魔法つかいになればこのゲームの世界が、根っこが変わってしまう。主人公の闇落ちルートなんて王子様に抱かれたいの世界にはなかったぞ!それにこのゲームは基本ハッピーエンドかノーマルエンドしかないし闇落ちにハッピーもノーマルもないだろ!
「コーネリさん。君がクレアとやりに行くならその前に俺を倒すといい。俺ぐらい倒せないとクレアを倒せないよ」
「なんで私がノーズさんを倒さないといけないんですか?別に今回の件、ノーズさんには関係ないでしょ?邪魔しないで」
コーネリは俺の手を握ると腐らせようとするが俺は火魔法でコーネリの闇魔法を防ぐ。
「あっつ!」
「コーネリさん。できれば俺は手荒な真似はしたくないんだ。だからクレアとやりあうのはやめてくれ。頼む」
俺がコーネリに言うとコーネリは
「何度も言わせないで。私の邪魔をしないで。闇魔法・奈落!」
コーネリが俺の足元に腐食した沼が現れる。これが闇魔法か、俺の靴が腐って溶けてきているな。
「コーネリさん。この程度じゃ俺はとまらないよ」
「ノーズさん。本当に邪魔しないで!私は!私はいい人の君には手を、手を出したくないの!お願いだから帰って!」
コーネリは今度はまた俺に闇魔法で俺を攻撃してきたが俺はコーネリの魔法を受けながらもコーネリの体を抱きしめる。
「ノ、ノーズさん!離れて!あなた何をしているか!」
っ!これがコーネリさんの闇魔法、くらったらやっぱりかなりいてぇな。腐るというより肌が焼けるような感じでいてぇ。
俺はコーネリのことを抱きしめた際にコーネリの手は俺の背中に当たっており、背中の触れている部分の服が腐り落ち、背中の皮膚にまで当たっていた。
「ノーズさん!離して!腐ってしんじゃうよ!」
「だ、大丈夫。それより、満足したか?」
「満足?何が満足?」
コーネリは首を傾げながら俺に聞いた。