作戦
「モード様でも私の主人をバカにすることは許しません」
「はっはっは!俺は別に嘘はついてないさ。なんなら俺を助けてくれるなら真実を見せてやってもいい」
俺がマーケルトに言うとマーケルトは
「真実?どうやってですか?具体的なプランはあるんですか?」
主人のことを慕っている割には俺の話にのろうとしている。やはり最近何か思っているんだな。だからこそ俺が事実を言ったことにより不安になりこいつは、マーケルトは声を荒げた。
「そうだ。真実を見せてやる」
「・・・もしモード様が言うことが本当ではなくバーズス公は私を愛してくれていたら私はあなたを殺せばいいんですか?」
「ああ。本当に殺してくれて構わない。それじゃ話し合いをしようか。俺にプランがある」
ゲームでの事実を変えないためにも俺は死んだことにする。もとから貴族として生きるなんて面倒だ。確かこの世界のガゼリアス公の領地ガゼリアス領から少し離れた土地に小さな村があったはずだ。そこに身を潜めるか。しばらくは。身を潜めるかというより目立たないように生活かな。
「まず俺を死んだことにして俺を地下牢に連れて行ってくれ。そして地下牢に一緒について来るであろうカツイエ派のやつが多分2人くらいついて来るはずだ。バーズス公のとこの君だと信用されてないからね」
「なるほど。そうですか。私はやはり信用されていませんか。そうでしょうね。声をかけてくる男性とかは全員無視しましたから。男なんてみんな女をいやらしい目で見ているんですよ。モード様はそうなっちゃいけませんからね。ちゃんと一途な恋愛をしてくださいね」
あ?一途な恋愛ものだ?へ!反吐が出るなまじで。
「それは後の話だ。まず俺は君に連行されるから地下牢に俺を閉じ込めた後その2人を殺せ。多分その2人は君を拘束しようとするだろうからさ。そして僕の服をそいつの近くに置いてそいつを殺せ。もう1人は君の死体がわりだ。炎の魔法はつかえるだろう?」
「ええ。つかえます。死体の証拠隠滅に楽なのはなかったことにするですから」
マーケルトは笑顔で言うと俺は思わずふいてしまう。
こいつちゅうちょなくそんなこと言ってしかも笑顔だなんて。最高だな。
「わかりました。ではもうはじめますか?この料理は燃やした方がよろしいでしょうか?」
「そうだな。食べたていでいきたいからそうしてくれ。さらに焦げ跡は残さないようにね」
俺はマーケルトに言うとマーケルトは「お安いごようです」と自分のつくった料理もちゅうちょなくもやした。