コーネリ闇落ち
「コーネリさんは聖女とか呼ばれてなかったか?」
「コーネリ・アグリーさんなら今休学中ですよ」
コーネリが休学中!?なんだそれ。そんなのゲームの世界でのシナリオでそんなルートなかったぞ!一体どうなっているんだ。主人公であるコーネリが休学なんて。きっと理由があるに違いない。でないと休学なんて
「コーネリさんは何かしらの理由があって休学しているんだよな?魔法の制御が効かないとか?」
「・・・そう、ですね。とてもいいづらいんですがコーネリ・アグリーさんは精神を少しやられすぎまして。光魔法が闇魔法にだんだん変化していった、らしいです」
光魔法が闇魔法に変化した?なんだそれ?予想外なことが起きすぎて頭がパンクしそうだ。一体どうすれば
「主人。何かあるなら手伝うぞ?」
俺の隣にマスドラが現れる。
「マス、ドラァ」
俺は頭がパンクしそうで思わずマスドラに泣きついてしまう。
「マスドラァ。すまない。正直どれから手をつけたらいいかわからないしどれからうまくやればいいかわからないんだ。まさかこうもいっぺんに問題が起こるだなんて全く思わなかったんだ」
「主人。何をそんな弱気になる必要がある。我がいるしそれに主人の友達のポルポフ?とかいうやつもいるではないか」
「そのポルポフも助けたいんだよぉ!下手すれば自殺するかもしれないくらいにやばい。俺が休んでいる間にここまでひどくなっているだなんて」
俺はマスドラに泣きつきながらいうとマスドラは
「主人。我に泣きつくな。そんな暇があるなら我とケルト様に主人の考えを教えろ。それで何とかしてやる」
「お前、主人に向かってそんな口、でも何とかできるのか?」
「無論だとも。何かはわからんが並大抵のことなら簡単にできるさ。適材適所でいこう」
適材適所だなんて難しい言葉をよく知っているな。マスドラのやつ。
「お前適材適所だなんて難しい言葉をよく知っているな」
俺は涙を自分の腕で拭きながらいうとマスドラは
「え?使い方が違うのか主人?これで使い方あってるんじゃないのか?主人の頭の中を覗いて言葉だけつかってみたんですけど」
俺の頭の中を除いて言葉だけ使ったか。ま、簡単な四字熟語しか知らんが使い方は何でかあってたな。
「ま、お前なりに励ましてくれたってことだろ。ありがとうな。それじゃ3限目の授業が終わる前に俺の考えを伝えるよ」
俺はマスドラとケルトに言うと2人は頷いた。