自分の扱い
パラポラ?誰だ?マジで聞いたことないしゲームの世界でどのルートでもそんな奴の名前は知らない。
パラポラの見た目は赤い髪にモヒカンで耳たぶに穴をあけておりそこにピアスのようなものをしていた。体はまぁまぁ鍛えてあるのか?とりあえずヒョロくはなくガタイもいい。
「カスがメイドをナンパなんてゴミみたいなことしてんじゃねぇよ」
「てめぇこそ人様をいきなり殴るなんて外道みたいなことしてんじゃねぇよ」
俺がパラポラに言うとパラポラは急に腹を抱えて笑いだし、クラスの偉い貴族ども?も急に笑いだす。
「笑わせないでくれよ。人様?お前は人じゃないだろ。犯罪者でカスな奴だろ?強いて言うなら平民より下だからゴミっていえばいいのか?」
ゴミと言ったパラポラに対しクラスの連中は「ナイスパラポラ」とか「パラポラネーミング最高」と笑いながらいいやがる。くそ。このゴミどもが!
俺がパラポラをぶん殴ってやろうかと思った時にチャイムがなりまた3限目が始まる。3限目の授業は奴の、テルバーラの授業だった。テルバーラは俺を見るとパラポラに
「カステルさん。そこには誰もいませんよ。誰と喋っているんですか?」
「あ、すいません。テルバーラ先生。でかいゴミと喋っていました」
「ゴミですか。たしかにでかいゴミですね。ゴミは私の授業を受ける必要がないので目障りですから出て行ってください」
テルバーラは俺に言うと俺は
「教師がそんなことをしてもいいのか?お前がそういう態度でくるなら俺にも考うがある」
「ほう。ゴミに考えがあるということですか。ゴミに知能はないと思っていましたがね。1等級の平民どもは我々4等級貴族の奴隷のようなものですから。そんな奴の言うことを誰が聞くと思う」
面倒な奴だ。まぁいい。ならこちらはこちらでポルポフのことを調査しよう。後クレアのとこにいるカツイエのこともケルトに相談しないと。その前に
俺はクラスから出た後急いでケルトの場所、職員室付近に向かった。
職員室付近を歩いているとケルトが急いで俺を見つけて職員室近くの使われていない教室に俺を連れて行く。
「ノーズ君。今は授業中だよ。なんでここに?姉さんノーズ君が悪い生徒になるとこは見たくないな」
「俺だって好き好んで今ふらついていたわけじゃないよ。3限目の授業はテルバーラの授業でな」
俺がテルバーラと名前を出すとケルトは「あー」と何かを察したような感じで頷いていた。