久々の登校
俺はとりあえず3日休み、次の週からガーゼラル学園に登校し、久々にクラスに入るとポルポフが俺に近づいてきて
「ズオ君!大丈夫だった?僕かなり心配したんだよ」
「久しぶりだな。ポルポフ。大丈夫だ。心配してくれてありがとう。しかし心配していたならなぜお見舞いに」
「あ、あー。そ、それはね。ごめん。用事があって。あ、そう!カナレアさんに鍛えてもらってたんだよ。僕弱いからさ」
苦笑いで誤魔化すポルポフだがポルポフは片腕を抑えながら言う。
・・・怪しい。片腕を何であんなおさえてるんだ?
「ちょっとその片腕みせてくれポルポフ」
「!!。だ、だめ!見ないで!」
ポルポフは必死に隠すが俺はポルポフの片腕をめくると片腕にはかなりのあざができていた。右腕がほとんど紫色になるど腫れている。ここまでしたやつは誰だ。許せねぇ。
「・・・俺のせいか?」
「ち、違う!断じてズオ君のせいじゃない!僕が弱いからいけないんだよ。僕が!」
ポルポフが俺に必死に訴えるとポルポフに向けてクラスメイトの誰かがくしゃくしゃに丸めた紙を投げてくる。ポルポフはその紙を拾って中身を見ると
「ごめんズオ君。僕席に戻るね」
ポルポフは急いで自分の席に戻る。
ポルポフのやつ、俺に心配かけないようにわざと席に戻ったな。後からケルトに相談するか。
ポルポフが席に戻るとちょうどチャイムが鳴り先生がクラスに入り朝ホームが始まる。俺は1限目が終わって10分休憩の時に俺はクラスの近くにいたケルトに
「ケルト。少し相談があるんだが」
「ここで喋るのは少しあれですが急な用事?」
「ああ。大事な頼みだ。昼までにポルポフの近辺を調査して報告してほしい。頼む」
俺はケルトに小声で頼むとケルトは
「わかったわ。それじゃ昼に職員室の近くに来てください」
「わかった。頼んだぞケルト」
俺はケルトに行った後にクラスに戻り自分の席に戻り、2限目が始まり次の休み時間。クラスの男が俺に近づいてきて
「おいおい。久しぶりに登校してきたと思えばメイドをナンパとか1等級貴族の考えはわからんな」
「・・・誰だお前?」
俺が男に言うと男はいきなり俺の顔を殴り
「犯罪者が俺の名前を聞くんじゃねぇよカス。お前が無罪だなんて学園の貴族たちは誰も信用してないからな!」
あ?こいつなんだ?いきなり殴るとかどうかしてんのか?
「カスでもまぁ俺の名前を教えてやるのも慈悲だな。俺の名はパラポラ・カステル。4等級貴族だ」