ガーゼラル王国ギルド
ガーゼラル学園に通い1週間、週初めの日に学園の教室に入りいつも通り授業が始まると思っていると今週からはどうやら違う授業をとりいれるらしい。ちなみにこの世界での1週間は俺が転生する前の世界と一緒で週7で1月から12月で1年だ。これに関してはわかりやすくていい。
1年A組で先生が教壇で俺たち生徒に対し
「今日から新しい授業、というかこれは一応自由性なんだがギルドに向かうぞ。ガーゼラル王国にはギルドがあってな。そこで依頼を受けることができる。採取、魔物狩り、王国での依頼などな。もちろん学生じゃない普通に冒険者の方も利用しているからあまり迷惑をかけないようにな。今日は先生の方からギルドの方にいい依頼を見繕ってもらったから今からギルドに向かいます」
そうやって先生は朝のホームルームを終えると「廊下にならべー」といい俺たちA組は廊下に並び、廊下に並んだ後学園から出てガーゼラル王国のギルドに向かう。
数十分かけて王国のギルドに着くと俺はガーゼラル王国のギルドの大きさを見て驚く。
ほえー。めっちゃでかいな。ゲームの時攻略対象のやつがやたら「ふん。小さい建物だ」とか「貧乏人が集まっていそうだ」とか言うから大したもんじゃないと思っていたが予想以上に広いじゃないか。
「それじゃ入るから皆ちゃんと中にはいれよ。わかったか?」
先生は俺たち生徒に対し言うがどうやら生徒の奴らはギルドに入るのが嫌な奴らが多いようだ。
「先生。なんでこんな貧乏人の集まるとこに私たちのような選ばれた4等級貴族が入らなければ行けないんですか?こういう汚れ仕事をやる場所は3等級貴族かそこら辺にいる1等級の平民くらいで良くないですか?」
クラスの生徒の1人が言うと先生は
「何事も人生経験だ。ガーゼラル学園でのギルドの依頼を受けた授業をしてから4等級貴族で仕事にハマった人もいるからな。要は試しってことさ。いやなら途中でやめてくれても構わない。どうだろうか?」
先生は4等級貴族の生徒の質問に対し真剣に答えると4等級貴族の生徒は
「それはその人が4等級貴族という自覚がないだけです。私たち4等級貴族は3等級貴族までの奴等を導く立場。そんなやつが冒険者に落ちるなどそいつは恥を知れです」
なかなかなことをいうやつだな。自分の人生なんだしそいつがどう生きたかなんて別にいいだろ。俺は4等級貴族のクラスメイトに対し思っているとギルドの入り口からゆっくりと誰かが俺達のクラスに近づいてきた。