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学園での1週間

「いやー。だってカツイエ様を助けるならガゼリアス三姉妹をいい子にしないと無理でしょう?それで言っんだけど」


 あー。そういうことか。学園長から頼まれているのを知っているのかと思ったわ。


「私も協力しますよ。バーズス公に頼まれて8年前潜入していたとはいえカツイエ様には私も昔お世話になりましたから」

「そうか。それは助かる。またしばらく情報収集を任せる。俺は多少?いやかなり目立ってしまったがなんとか学園生活を過ごすよ」


 俺はケルトに言うとケルトは軽く笑いながら


「そうですね。ノーズ君はクレアさんの指の骨を折ったんですよね」

「ああ。1等級の生徒に対しての八つ当たりが凄すぎてむかついて指の骨をついぐにっとな」


 俺は冗談混じりにケルトに言うとケルトはまた軽く笑いながら


「ふふふ。ノーズ君は人を笑わせるのはうまいですね。ガーゼラル学園の職員室を掃除してる際にかなり話題になっていましたよ。やばい生徒がいるって」


 やばい生徒?もちろんクレアのことだろ?俺のことじゃなくて。


「あ、やばいやつはノーズ君のことですよ。クレアさんをやばいやつと思っても口にだす先生はいないでしょ。もしそれを言ってしまえば即くびになるリスクがありますからね」


 くさっても5等級貴族というわけか。多分俺がなんも悪いことしてないのに急に折ったとかそんな話になっているんだろうな。


「ですが私はノーズ君がクレアさんの指を折ったと聞いた際とても嬉しかったですよ。私も一度クレアさんと玄関の掃除をした際にお会いしたんですけど私の顔の火傷をみて、汚らしいからちかづかないでくださる下民、と言われたので指を折られたと聞いた時は胸がかなりスッキリしました。ありがとうございます」


 ケルトが俺にいうと俺も少し照れてしまう。正直あれはコーネリさんに対してのほうふくだから怒りのままにやったんだがな。礼を言われるとは思わなかった。


「俺がやりたいようにやっただけさ。ま、礼は受け取っておく。俺はもう風呂に入ってから寝るから後のことを頼む」


 俺はケルトに食器の片付けなどをケルトに任せ先に風呂に入り、風呂からあがった後部屋のベッドで横になると気付けば寝ていた。

 次の日の朝、俺は起きるともう朝食の準備ができており俺は朝ごはんを食べると学園に向かいの生活を1週間くらいはなぜか平和に過ごせた。あれ?学園に来たらクレアあたりに何かされると考えていたが。ポルポフにもコーネリさんにも被害がなくてよかった。

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