転生したら殺されるキャラだった
まずガゼリアス公家のイベント。ここでは主人公は出ないがまず番外編で収録されている。なんせ攻略対象にカツイエが含まれているからだ。カツイエが兄の話をする際にこの今の俺の状況から始まる。
ガゼリアス家の跡継問題で俺は長男だから継ぐはずなんだがカツイエの臣下達がカツイエを後継にしたいが為に俺のことを家の地下に軟禁し、モードを拷問し殺すんだ。モードが拷問されて死んだことはカツイエが数十年経ってからばれるんだがさてどうしようか。
「くそ。モードは確かもう少し経つと薬が何かをもられてしばらく布団から出られなくなるはず。まずはそれをどうにかしないと」
確かガゼリアス公の屋敷には敵対貴族のバーズス公の執事が潜伏していたはず。そいつがモードの食事に薬を盛り、モードは布団から抜けられなくなる。そしてバーズス公の潜伏させられている執事はカツイエを推していた部下達に用済み扱いされ首をはねられるんだ。ならまずそのバーズス公の執事と交渉しないとな。時間はない。急がないと。
俺は急いでバーズス公の潜伏執事、確か名前はマーケルトだったかな?そいつを屋敷にいるメイド達に聞くと
「マーケルトさんなら今食堂でモード様のお食事をおつくりになられていますよ」
何!?俺に対しての料理!もうそんなとこまで来てるのか!はやくとめないと!
俺はマーケルトの居場所を教えてくれたメイドに急いで屋敷の食堂にまで案内させて、食堂についてからメイドと別れた後にマーケルトを探すとお盆を持ってその上に料理が乗っているものを持っている銀髪の綺麗な髪型をした体の細いメイドがいた。こいつが確かマーケルトだ!銀髪と体が細いのしか覚えてないけど確かそう。ゲームでもあんまり出てこないで殺されたからな。
「マーケルト!」
「こ、これはこれはモード様。ご体調はもうよくなりましたか?私、モード様専属のメイドとして今モード様に愛のある手料理をお部屋に持っていこうかと」
・・・部屋にくるのか。確かにその方が俺も好都合かもな。
「じゃマーケルト。俺も聞いて欲しい話があるから部屋で話そうか」
「かしこまりました。それではまいりましょう」
俺とマーケルトは屋敷の俺の部屋に向かい、部屋に着くとマーケルトはテーブルの上に俺のためにつくった料理を置く。
「それではモード様。私の愛のこもった料理をお食べください。少しさめているかもしれませんがそれについてはご勘弁を」
マーケルトは頭を下げて俺に言った。