表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/77

転生したら殺されるキャラだった

 まずガゼリアス公家のイベント。ここでは主人公は出ないがまず番外編で収録されている。なんせ攻略対象にカツイエが含まれているからだ。カツイエが兄の話をする際にこの今の俺の状況から始まる。

 ガゼリアス家の跡継問題で俺は長男だから継ぐはずなんだがカツイエの臣下達がカツイエを後継にしたいが為に俺のことを家の地下に軟禁し、モードを拷問し殺すんだ。モードが拷問されて死んだことはカツイエが数十年経ってからばれるんだがさてどうしようか。


「くそ。モードは確かもう少し経つと薬が何かをもられてしばらく布団から出られなくなるはず。まずはそれをどうにかしないと」


 確かガゼリアス公の屋敷には敵対貴族のバーズス公の執事が潜伏していたはず。そいつがモードの食事に薬を盛り、モードは布団から抜けられなくなる。そしてバーズス公の潜伏させられている執事はカツイエを推していた部下達に用済み扱いされ首をはねられるんだ。ならまずそのバーズス公の執事と交渉しないとな。時間はない。急がないと。

 俺は急いでバーズス公の潜伏執事、確か名前はマーケルトだったかな?そいつを屋敷にいるメイド達に聞くと


「マーケルトさんなら今食堂でモード様のお食事をおつくりになられていますよ」


 何!?俺に対しての料理!もうそんなとこまで来てるのか!はやくとめないと!

 俺はマーケルトの居場所を教えてくれたメイドに急いで屋敷の食堂にまで案内させて、食堂についてからメイドと別れた後にマーケルトを探すとお盆を持ってその上に料理が乗っているものを持っている銀髪の綺麗な髪型をした体の細いメイドがいた。こいつが確かマーケルトだ!銀髪と体が細いのしか覚えてないけど確かそう。ゲームでもあんまり出てこないで殺されたからな。


「マーケルト!」

「こ、これはこれはモード様。ご体調はもうよくなりましたか?私、モード様専属のメイドとして今モード様に愛のある手料理をお部屋に持っていこうかと」


 ・・・部屋にくるのか。確かにその方が俺も好都合かもな。


「じゃマーケルト。俺も聞いて欲しい話があるから部屋で話そうか」

「かしこまりました。それではまいりましょう」


 俺とマーケルトは屋敷の俺の部屋に向かい、部屋に着くとマーケルトはテーブルの上に俺のためにつくった料理を置く。


「それではモード様。私の愛のこもった料理をお食べください。少しさめているかもしれませんがそれについてはご勘弁を」


 マーケルトは頭を下げて俺に言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ