マリーとの会話
「なんのまねだ?」
「なんの真似ってきかれてもあたし誰かの真似してないっすよ」
「とぼけるな!その真似じゃない!お前俺のこと奴隷にするとか言っていたくせに急にどういった心境の変化だ」
俺はマリーに言うとマリーは
「え?なんのことっすか?あたしそんなこと言いましたっけ?」
「昨日俺に言ったじゃないか。姉の情報をうるかわりに奴隷になれって」
「あー。そんなことも言いましたっすね。冗談っすよ冗談。あたしは他人と話せるきっかけがあればなんでも話題にするんすよ。だから奴隷の件は忘れてくれてけっこうっす」
マリーは俺に言うと俺は呆れながらも
「でなんのようだ?こっちはお前に会うとデメリットしかないんだが?」
「えー。そんなこと言わないでほしいっすよ。ノーズさん!あたしは昨日のノーズさんの戦いに惚れたんすよ!」
惚れたとは?俺攻略対象にでも入ったのか?いや、憎まれ対象にしか入って気がするが。
「いやいや昨日の戦いまで見てクレア姉さんにひいきしてるやつなんて目が腐ってるとしか言いようがないっすよ。あたしはノーズさんにつきますっす!」
いや俺につくとか言われてもコーネリさんはあれだけクレアに酷いことをされたんだから嫌がるだろ。それにこいつを近くに置いておくのはこう、なんだろうか。危険な気がする。
「あたしを近くにおいておくといいことあるっすよ。悪い話じゃないっすから。どうか近くにおいてくださいっすよ」
「どうしてそこまで俺の近くにいようとする。お前にメリットはないだろ」
俺はマリーに言うとマリーは
「うーん。あたしは強い人が好きっすからね。頭のいい人も好きなんすよ。ただ頭がいい人じゃなくて、そうっすね。例えるなら学園での成績はよくても学園から出て政治面とかに関してはめっぽう弱い人は好きじゃないっす。今の5等級貴族にはそんな人いませんっすから」
んー。なんか具体的でわかりやすいが俺も今はゲームの世界通りじゃないから情勢とかわからんのになぁ。俺は強いて言えばケルトに鍛えてもらった実力しかない。
「俺はお前を俺の近くにおこうとは思わない。なぜならお前はクレア達と三姉妹だからだ。俺はクレアとお前が血が繋がっている以上お前を信用しようとも思わない。それにお前は口がうまいと噂で聞いたからな」
「そうっすか。この手はあまり使いたくはなかったんすけどねー」
マリーが次の瞬間指を鳴らすとマリーの隣に急に光の魔法陣が現れそこから人が召喚された。