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サカジマ・サカスカ

 こいつがクレア親衛隊のメンバーを管理しているようなやつ、ねぇ。こんな奴が、ね。


「俺みたいなやつの相手をするより可愛い可愛いクレアの機嫌をとりにいったほうがいいんじゃないのか?」

「てめぇがいうんじゃねぇよ。誰のせいでクレア様が傷ついたと思っているんだ。それにクレア様は今お取り込み中だ。お前が心配するようなことじゃねぇよ。いずれは痛い目にあわせるからな。せいぜいそれまでは静かに過ごしているんだな。ノーズ・ズオ、ポルポフ・ボンド。そしてコーネリ・アグリー」


 サカジマは俺と隣にいるポルポフ、そして俺たちの背後を見ながら言う。俺は後ろを向くとそこにはコーネリもいた。


「コーネリ・アグリー。貴様は平民のくせにクレア様の想い人に傷をつけたのだからそれだけで済むわけがないだろ?お前たち3人の学園生活はこれからあれると考えた方がいい。それではな」


 サカジマはそれだけ言うと俺たちの前からさるとコーネリが俺とポルポフに近づいてきて


「ごめんなさい2人とも。私のせいで面倒ごとに巻き込んでしまって」


 コーネリは下を向きながら俺とポルポフに言うと俺は


「気にすることはないよ。あんなやつらいくらかかってきてもおいかえしてやるから」


 あんな奴らくらいおいかえすのは簡単だ。それよりも


「コーネリさんは5等級貴族のオースト・コラム、タータ・キルス、ゼルド・マークラとは話したの?」

「う、うん。話したよ。オースト君はなんか自慢気にいきなり口説いてきたからビンタした。女をそんな軽く見てはいけませんって。女性は大事に扱うべきですって。タータ君とは軽く話をしたくらい。タータ君はあまり喋らないから。ゼルド君は私が回復魔法で治そうかって今日近づいたらすごく拒絶されたかな」


 ・・・やばい。俺がゼルドと戦ったからゼルドの出会いかためっちゃ変わってる。ていうか3人とも一緒にいる時話しかけられてるはずなんだが。おかしいな。


「でも私よりあの3人は別の可愛い子に喋りかけていたよ」


 ん?別の可愛いこ?ガゼリアス家の三姉妹の誰かか?


「それってクレアの姉妹とか?」

「ううん。聞いた話によるとその人も平民らしいんだけどあの3人がその子を気に入っててクレアさんはその子を怒ろうとしたけどオースト君が庇ってね。それでその後になんでか知らないけどオースト君は私を口説いてきたからビンタしてやるとクレアさんの怒りの矛先が私に向いて。それで昼休みに私がさっきみたいにやられてたの」


 その子、気になるな。後からケルトに頼んで探らせようかな。

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