白い髪の女性
「き、きゃぁぁぁぁ!」
クレアはおられた指をおさえながは泣きわめく。
「5等級貴族だかなんだか知らないがそれはやりすぎだ。あまり目立ちたくはないが今の行為はあまりに目にあまる」
「うっぐ。この、よくも、1等級平民風情が!私の指を!」
「こんなクソみたいな行為にしか使わない指なんていらないだろ。それじゃ」
俺はコーネリの手をとりとりあえずクレアから距離をおいた空き教室に入る。
空き教室に入った後に俺はコーネリに
「コーネリさん。大丈夫ですか?」
「助けてくださり、ありがとうございます。どなたかは知りませんが助かりました」
コーネリは自分の髪の毛を触りながら俺に言う。髪の毛を燃やされたことがかなりショックだったようだ。むりもない。ゲームの時にも自分の髪について触れていた。コーネリの髪は自分の住んでいた村ではきみわられがれており自分がこの髪に生まれたのはなんでといつも悩んでいたそうだが彼女の母親だけが彼女の髪の毛を褒めていた。そしてコーネリは母親に褒められたことにより自分も母親がくれた白い髪の毛のことも好きになったらしい。そんな髪の毛を思いっきり燃やされたんだ。落ち込むのも当たり前か。
「コーネリさん。俺でよければその、仲良くはできるから、その」
こういう時なんて言えばいいかわかんないんだよな。女はクソみたいな奴らだと思ってるのはかわらない。ケルトは例外だ。コーネリさんはなんか今かなりひどいめにあったからな。道場はするがどう声をかければいいかわかんねぇ。
「あなたのお名前は?」
「俺か?俺はノーズ・ズオだ。よろしく」
俺はコーネリに挨拶するとコーネリは
「あなたは昨日決闘場で戦っていた人ですか?」
「あ、ああ。そうだよ」
俺はコーネリにかえすとコーネリは
「私は暴力は好きじゃありません。でも昨日ノーズ君は決闘を挑まれて戦ったんですよね?」
「うん。そうだよ。俺も別に目立ちたいとは思わないんだ。ただお世話になってた村の村長に学校に行った方がいいと言われてね」
「そうなんですか。それはいい村長さんですね。私は光属性の魔法を幼少の頃につかえるようになったんですけどうまくコントロールできなくて。それで私の村にこの学園のスカウトマンがきて私がこの学園にくれば光魔法をうまく扱えるようになるってきいてこの学園にきました」
「そうなのか。光魔法がつかえるということはあなたは聖女なんですかね?」
俺はコーネリにかまをかけるとコーネリは全力で手を横に振っていた。