魔法の授業
先生が教室にはいり朝ホームが終わると先生は授業を始める。今日の授業は魔法についてだ。
「今日の授業は魔法についてだ。魔法には五つの属性がある。火、水、風、土、雷とな」
そう。このゲームの世界には魔法の属性が5つある。今先生が言ったとおりのもの。そして5つの属性のうち1つしか人間1人には扱えない。普通の人ならな。
「そして稀にだが光属性を扱える人もいる。これは神に選ばれし人間、すなわち女子なら聖女、男なら聖なる男と呼ばれている」
光属性魔法をつかえるのは王子様は抱かれたいのゲームの主人公である女がつかえるもの。それ以外で使える人を俺は知らない。
「そしてこれは君達にもっとも伝えておかねばならないことだが闇属性魔法を扱える者に出会った場合はすぐに逃げなさい。彼らは自分の身も顧みずに対象を殺すような連中だ。闇属性魔法は何かを代償に強力な魔法を扱うことができる。もし使えるやつに出会ったら逃げるように。わかったか?」
闇属性魔法か。使えるやつは大体わかるが今はこの世界の変化のせいでどうなっているかわからないからな。今はまだ様子見にしておこう。いずれかは出会うだろうからな。
午前中はずっと魔法の授業で基本の魔法などについての授業だ。午前中の授業が終わると俺はポルポフの席に近づいて朝から約束していた光属性魔法が使える生徒のクラスに向かう。
「光属性魔法の使い手がどんな人なんだろうね」
ポルポフは俺に聞くと俺は
「まぁ光属性魔法が使えるくらいの人なんだから、そうだな。とてもいい人なんじゃないか」
このゲームの主人公は光属性魔法がつかえるだけあってとても意志が強く心が綺麗なまさに聖女と呼ばれて当たり前くらいにいい人だ。この学園に入ってきた時は光属性魔法はつかえるといえばつかえるが上手いことコントロールが出来ていない。そこでこの学園に魔法のコントロールができるように指導しますと学園のスカウトマンに言われてこの学園に入学してきたわけだ。
「ズオ君。噂の光属性魔法を使える生徒のクラスにきたけどなんだか人だかりがすごいよ?」
ポルポフが光属性魔法を使える生徒のクラスの前にまで行くと確かにかなりの人が誰かをかこっているかのように集まっていた。廊下に。
なんだ?一体なんの騒ぎだ?
「おい。このクソ女。光属性の魔法が使えるかもしれないからって調子にのるんじゃないわよ」
・・・なんか、この光景前にもみたような。