決闘 2
「うぉぉぉ!」
バステーアは自身の最高スピードかわからないが剣で攻撃しまくってくる。これがバステーアの最高速度か?
「なぁ?それが本気か?まだ俺が1等級の平民だからとなめているのか?」
「は、はん。攻撃できなくせに何言ってやがる。俺様が、お、お前みたいなやつに本気出すかよ」
はー。本気でやる気がないならこれ以上様子見してもあれだからなー。時間の無駄だし。
「攻撃ならいつでもできるが俺は4等級貴族とやらの実力がみてみたくてね。正直この程度ならがっかりだよ」
俺はバステーアに言うとバステーアは怒りのままに俺に斬りかかる。
「なめるなよこの平民風情が!」
俺は剣で一閃し、バステーアの腹部に切傷を入れる。
「え?」
「真剣の決闘だからな。軽くすませてやった。これでいいか?」
「は、はは!なめてんのか!この程度のかすり傷など!」
またもバステーアは俺に斬りかかってくる。正直剣で斬るのも可哀想になってきたから近づいてきたのを避けた後腹部にパンチをくれてやる。
「ご、ふ」
「気は済んだかな?お前はこの程度なんだろバステーア。恥をかきたくなければこうさんしろ。命まではとらん」
「は、はは、はははは!ふ、ざけるな!こんな!こんなことが!この俺様が1等級の平民風情に負けるなど!」
バステーアは諦めずに俺に斬りかかるので俺はまた腹部を殴った後に首の方に軽くチョップをかまして気絶させる。
・・・正直言ってがっかりだな。まさか4等級貴族がこの程度だなんて。
「決闘は俺の勝ちだ。それじゃあな」
俺はバステーアに勝ったことにたいし観客どもが「ズルしてんじゃねーよクズ!」やら「逃げるのかクソ平民!」とか戯言がきこえるけどまぁいい。どうせ何かを言ったところで変わらん。
「待つんだそこの平民!」
観客席からやたらとイケメン顔の青く長い髪が特徴の男が言う。
あれはゼルド・マークラじゃないか。なんでここに奴がいるんだ?やつは入学初日は寮で確か本を読んでいたはずだ。
「そこの平民。私とも決闘してくれないだろうか?」
でかい声でゼルドが俺に言う。ゼルドが俺と決闘?ゼルドのやつはゲームでは戦闘面ではかなり弱かったはず。
ゼルドのやつが決闘場の観客席から戦う場所にまで移動してくるとゼルドのやつは素手で構えをとる。あれ?こいつ、自慢じゃないが剣が割とマシな方なキャラだったはず
「彼女が君と戦えと言うからね。さ、はじめようか。全力でこいよ」
ゼルドの言う彼女は気になるがまぁ、ゼルドのやつは秒で倒してやった。