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学園長からの頼み

「学園長の私から話すのもなんだがガゼリアス家は長男であるモード・ガゼリアス君が死んでからお父様であるバーン・ガゼリアス様が体調を崩されてね。そして2年後くらいにバーン様はお亡くなりになられた」


 は?モードの父親が亡くなった?ありえない。確かにモードと同じ食事を食べて死にかけはするがなんとか生き残ってカツイエが子のゲームのヒロインと結婚する頃には体調が万全だったはずだ。いつ意識を取り戻したとか分からんが。


「モード様の遺体が残っていないことでかなり心をいためていたらしい。それで体調がだんだん悪くなっていって」


 学園長は泣きながら言う。

 そんな、まさか俺が原因だとは、俺が死んだことにしたからモードの父親が死んでしまうことになるなんて。


「そしてカツイエくんが跡を継がれることになる予定だったのだが、ガゼリアス家で分家同士で揉めてね。バーン様には正妻以外に2人の妻がいた。そしてその片方が今ではガゼリアス家の実権をにぎり、カツイエくんを奴隷扱いしている」

「・・・それとカツイエが奴隷になることになんの関係が?」


 カツイエは別に奴隷にまで落ちる必要はないはず。なぜあんなクソの奴隷に?


「カツイエくんはね。モード様が亡くなられたのは自分の責任もあると思い込んでいる。だからあえて自分をばっして奴隷の立ち位置に」


 そうか。全部俺のやったことのつけがきているんだな。ならなおのことたいしょは俺がしないとな。


「それで悪ぎょうをただすといってもどうすれば?」

「なぁーに簡単なことさ。ガゼリアス家の令嬢がやることなすことに全部対抗してやればいい。うちの学園は決闘も許可されているからな。決闘を申し込まれたら突っぱねてやればいいさ。ま、君にまかせるよ。やり方に関してはら自由にやりなさい」

「わかりました。それで本題は?」


 俺学園長に聞くと学園長は


「君のクラスに関してだが1年A組だ」

「わかりました。それで他の用事は?」

「それだけだよ。私的には本題はさっきのことさ。書類はもう済ませてあるから今から体育館にいき入学式をうけてきなさい。もう少しで始まるから。それでは良き学園生活を」


 俺は学園長に言われ学園長室から出た後、入学式の場所を探しているとたまたま廊下を歩いていた生徒に声をかける。


「すいません。俺今日から入学する新入生なんですが入学式の会場はどちらでしょうか?」

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