異世界に転生?
「ほんと男ってちょろいよね。私が可愛く付き合ってあげてもいいわよとか言ったらキモい顔でにやついてたもん。まじでちょろいはー。ちょろインならぬちょろ助よ。あはは」
「何それー。愛子マジでひどーい。でも言うことわかるし流石愛子ー。てかわたしのゲームカセットあんな奴に貸したんじゃ汚れるじゃない」
君塚さんと話していた女性は俺の席に匂いを消すスプレーを大量にかける。やめて、やめてくれ。
「あはは!あんたさいてー!私でもそこまでしないわよ」
「何言ってんの愛子ー!男騙しまくってる奴の方が最低よー。あはは」
俺はもう君塚さん達が話しているの見るのは辛くなってきたから廊下を走り抜ける。めっちゃ遅いけど。そして呪詛のように
「くそ!くそくそくそ!」
女なんてもうクズばかりだ。俺はもう女なんて信じないぞ!特に同級生とか同い年はな!教室に荷物は置いたままだったが俺はゲームカセットはトイレに行った後教室ですぐに渡すためにポケットに入れて置いたのだけを持って、帰ろうとした道中俺は足を滑らせて階段を踏み外す。しかも下に頭から行く。
あ、やばい。これ、多分死んだ。俺は階段の1番上の段から下にまで頭から落ちてそこから意識を失った。
「起きて。おーきーて!モード兄ちゃん!」
モ、モード?誰だそれは?俺は野間 和男だが?それに俺階段の1番上の段から落ちて頭から激突したはずだが。
「おーきーてーよ!モード兄ちゃん!」
「ごふっ!」
誰かが俺の体の上にのしかかる。誰だろうと思ってそいつをみると
「・・・誰?」
俺の体の上に乗っかっていたのは髪の毛が金髪の小柄な少年。すごくお金持ち?みたいな服装の子だった。それより俺モードって呼ばれていたけどなんでだ?
「ね、ねぇ君?」
「ん?なぁに?モード兄ちゃん」
「手鏡があったら持ってきて欲しいんだけど」
俺は金髪の少年に言うと金髪の少年は近くにいたメイド服を着ている女性に
「ねー。モード兄ちゃんが手鏡ほしいって言うから持ってきて」
「かしこまりました」
メイド服を着ていた女性は部屋から出ていくと俺はとりあえず自分がいる場所を確認する。
ここは?何で俺は布団に寝て?まさか保健室か?あんな頭強くうったのに俺生きてたのか?でも学校の保健室にしてはやたら綺麗すぎるような。
俺がいた部屋は金持ちの家のような部屋で綺麗なタンスに俺が今寝ているでかいベッド、それに豪華な机と椅子が部屋に置いてあった。