クレア・ガゼリアス
「クソな女とか簡単に言わない方がいいわ。彼女は5等級の貴族令嬢、クレア・ガゼリアスよ」
クレア・ガゼリアス?誰だそれ。そんな奴このゲームの世界にいるのなんて知らない。ガゼリアスと名乗っているなら俺は知っているはずだ。ちゃんとカツイエルートは攻略したんだから。ガゼリアス家にそんな奴はいなかったはずだ。
「ハーベ先輩先輩。少し聞いてもいいですか?」
俺はハーベ先輩に聞くとハーベ先輩は
「ん?何かな?」
「ガゼリアス家は今カツイエ・ガゼリアスしか跡継ぎがいないはずですがなぜカツイエがあんな奴隷扱いされているんですか?」
俺はハーベ先輩に聞くとハーベ先輩は「え」と驚いて
「知らないの?ノーズ君」
「は、はい。少し遠い村にいて王国にきたのは最近なんです」
「そうなのかい?なら説明しようか。でもここだと時間もとるし放課後はどうだろうか?」
ハーベ先輩は俺に言うと俺は「わかりました」と頷き、カツイエとクレアと呼ばれている女の揉め事を見る。
「使えない奴隷にはお仕置きが必要ね。私の魔法でまた傷を増やしてあげる。あははは!」
クレアと呼ばれている女は手から火の魔法でカツイエの足に火を当てる。俺はその光景を見ていられず思わずクレアの前に飛び出してしまう。
「あ?誰だお前」
「お、俺は今日から入学のノーズ・ズオだ」
「ノーズ・ズオ?聞いたことない名前ね。何級貴族かしら?」
「何級?んー。1等級貴族かな?」
俺はクレアに言うとクレアは俺を睨みつけ
「あ?1等級の平民風情が私に話しかけてんじゃねぇよカス!私のやることなすことは全て間違ってないんだからなぁ!」
クレアは俺に言うと俺は
「程度が知れますね5等級貴族様は。こんなくだらないことをして何が楽しいんだか。品のかけらもないクズ女が」
俺はクレアのやることに腹が立ち思いっきりボロクソ言ってやるとクレアはブチギレて
「お前、ノーズとか言ったな。名前覚えたわよ。ガゼリアス家の令嬢を相手にしてこの学園でまともな生活ができるとは思わないことね。ほら駄犬!行くわよ」
クレアはカツイエに命令するとカツイエは俺に一礼した後に急いでクレアのもとに戻っていく。
俺なんかに一礼しなくていいのに。多分カツイエがあんなめにあっているのは俺が、モード・ガゼリアスが生きてしまったからだ。ならば責任をとらねばならない。この俺が。
俺はクレアに逆らった後ハーベ先輩のところにまで戻り、ハーベ先輩に学園長室にまで案内してもらった。