ガゼッツ校
「ねぇねぇあの子なんで私服で?」
「あいつヤベェやつだな。絶対関わらないでおこう」
ガゼッツ校に入っていく生徒達が俺のことを見ながら変なやつを見るような目でいう。
俺が校門で立っているとガゼッツ校の制服を着た生徒がなぜか俺に近づいてくる。
「君ー。もしかして今日入学してくるノーズ・ズオ君かな?マーズル三等級貴族の紹介の」
「は、はい。そうです。あなたは?」
俺は俺に近づいてきた生徒の名前を聞くと
「あ、ごめんごめん。私はハーベ・グール。等級は2等級。学年は四年生よ。あなたのことを案内するように頼まれてるから案内するね」
ハーベ先輩は俺に名乗る。ハーベ先輩の見ためは金髪の長くて綺麗な髪は腰にまでかかっておりとても清楚な見ためで体はなめらかで細い感じだ出ているとこは全部出ていない。体ね!
「それじゃまずは学園長室に案内しますね。この学校はガゼッツ校と言われていますが今年から変わってガーゼラル学園になるからね」
ガーゼラル学園?ゲームで主人公が通っていたのはガゼッツ校。それ以外に通っていた学校はないはずだし学校の名前も変わったはずがない。
俺はゲームの世界と内容が変わっていく学園について考えているとハーベ先輩が
「今年は大変だねー。なんせ5等級貴族と5等級貴族の令嬢である3人が同じ学年だからねー」
へー。そうなんだ。多分5等級貴族のやつらは攻略対象3人だろうが令嬢ねぇ。ゲームの世界と少し変わりつつあるからそいつらについてはわからんなぁ。ケルトも何か色々隠していたし
俺はハーベ先輩に連れられ学園長室に向かっていると俺は信じられない光景を目の当たりにする。学園に入る前になぜか学園の前に人だかりができていた。
「なんだなんだ?なにがあったのかしら?」
ハーベ先輩に連れられ俺も騒ぎのところを見るとそこには俺の弟だった、カツイエが知らない女の生徒に奴隷のように扱われていた。
「この愚弟!あなたなんにもできないの?私はオースト君を連れてきなさいと言ったはずよね?」
「で、でもクレア姉さん、ぼ、僕には無理」
「無理じゃないわよこの愚弟!」
カツイエがクレアとよんだ女性は履いていたヒールのような靴でカツイエの足を思いっきり踏んづける。
「あらあら。あれは大変ねー。あんな問題児に目をつけられるなんて」
「先輩はあのクソみたいな女知ってるんですか?」
俺はハーベ先輩に言うとハーベ先輩は瞬時に両手で俺の口を塞いだ。