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村からの旅立ち

 村長との話が終わると俺とケルトは村の家に戻ると俺はケルトに


「ケルト。すまない。王国についたら」

「わかってますよ。ノーズ。私が今の王国がどんな状況か調べればいいんですよね」

「察しが良くて助かる」


 本当は王国のことは気にはならないがガゼッツ校に入学する聖女や貴族の4人が今どうなっているか気にはなるからな。

 俺とケルトはその日の夜、村の人達に呼ばれ村の人達みんなで送別会がひらかれ、みんな俺たちに「がんばれ」とか一言ずつ言った後、食糧やら金やらを少しずつわけてくれた。ちくしょう。なんていい村なんだ。できることならここで生涯を過ごしたいぜ。

 送別会は盛り上がり、大人は酒を飲み、村の子供たちは飯を食べまくったり走りまわったりしていた。そして送別会が終わって次の日、俺は村長に呼ばれ村長の家に向かう。村長の家に着くとドアをノックし


「おう。入ってくれ」


 俺は村長に言われ、村長の家に入ると村長から推薦状の紙と小さな袋いっぱいの金を渡される。


「村長!こんな大量のお金」

「はっはっは!気にすんな。まだ入学時期ではないだろ?ただ早めに王国にはいた方がいいだろうからな。せんべつだよ。せんべつ。ホテル代とかにでも使ってくれ」

「ありがとう。いつかこの恩は返す」

「はっはっは!なら攻めて立派な1等級貴族にでもなって帰って来てくれたらいいさ。家は残しておくしちゃんと手入れもしておく。だからもし帰ってきたくなったらかえってくるといい。俺たちはいつでもお前とケルトをうけいれる準備はしておくからな」


 村長は俺にいうと俺は「ありがとうございます」と言って村長の家を出た後軽く支度をし村のから出た。ケルトとは村から少し離れた場所で合流予定だ。

 俺が村から出て歩くこと数分、ケルトがやっと俺の前にまで帰ってきて


「お待たせしましたノーズ。それでは行きましょう」

「ああ。行こうかケルト」


 俺たちは数時間かけてガーゼルト王国に向かい、王国に着くと適当に安い宿を探して、王国に着いた日は宿の部屋で休む。


「それで。調査はどうだったケルト」

「はい。半日しかもらえておりませんのでそこまでいい情報はありませんがノーズの同級生になる貴族で1等級貴族の方が3人います」


 同級生で3人。おそらく攻略対象の・・・。3人?


「ケルト。今3人って言ったか?」

「はい。3人です。容姿や家柄は分かりませんが名前だけはわかります」


 おかしい。攻略対象の男は4人のはず。とりあえずケルトの情報を聞くか。

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